国内外の映像アート作品の上映、レクチャーを定期開催。古典的名作 から、最新の実験映画まで

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2006/6/17,18


if-a2 第1回映像個展

イメージフォーラム付属映像研究所アニメーションコース第2期修了生有志により結成された「if-a2」による「鳥」をテーマにした上映会です。殆どが2年前の修了制作が初めてのアニメーション制作で、一人で制作するアニメーションの難しさ、楽しさを経験しました。アニメーションを制作し続けたい、制作し続けるには... 制作仲間がいればできるかも? そこから始まったif-a2です。1年間課題を出し合い、ミーティングを続け、やっとたどり着いた上映会です。テーマ「鳥」は、結成された年が酉年だったという単純な発想からですが、それぞれがそれぞれの角度で「鳥」を捉え、アニメーションという方法で表現します。
http://if-a2.rica.cc/

<作品コメント>
かもめの一生● 驚き盤によるカモメの一生。誕生→成長→巣立ち→旅→出会い→巣作り→産卵。各パートを分担し、驚き盤を作成、カメラワークを入れ映像化しました。
しり鳥● 1つのモチーフで繋ぐ、しりとりアニメーション。黒い鳥それぞれの手法で変身します。
群れ● 一連の動きを繰り返す群れの一瞬をとらえた写真には、その「動き」も封じ込められています。その「動き」を写真から取り出してみました。しかし、動きの要素全てを備えた写真を撮るのは意外と難しい。この苦労を続けるうちに、逆に「動き」を写真の中に仕込むということを思いつきました。ラストのシークェンスがそれです。
トリ● 何も計画立てず、無心で作った即興作品です。人生の中で、こんなに沢山の、うずらの卵を買ったのは初めてでした。
鳥の仕返し● 話のあるものをつくってみたかったので今回初めてストーリーのあるアニメーションをつくりました。頭で思ったままの世界を絵に描いてそれが動いていくアニメーションの自由さって凄いなぁと思います。
つぶす● 幼いころ、粘土で遊ぶことが好きだった。爪で引っ掻き、手で殴り、足で踏み、時には口にも含んだ。粘土は形を作るのではなく、手軽に破壊衝動を満たせる素材だった。平面に並べた粘土を削りだし、穴を開け傷をつけ、拓をとる。(壊す=つぶす)を繰り返すうちに、そこに不思議な生物が生まれていた。
にっか● 自分が知ってる自分と、他人が知ってる自分には多少の差がある。日常生活のなかでも無意識に知らない自分が姿を現しているのかもしれない…なんて事を考えました。
月の骨● 切り絵とドローイングによるアニメーション。切り絵には水性木版も利用しています。ふわふわと、ただそこにある光のように人物や現象を存在させたいという夢想から全ては始まりました。月や、自分の骨はそこにあるのに、普段触る事はできません。イメージの中で存在する月や骨、迎え見送るいのち。見えるものと見えないもの。光さす世界を二つの丸い目でのぞくという行為は、アニメーションの制作のように孤独な作業なのかもしれないと思いました。
そと●飛べない鳥モビの住む部屋からは。いつもクルクル回る風見鶏が見えます。モビの憧れる風見鶏の世界、ほんとうにステキなものなのか、モビの絵の中で風見鶏が自由になります。モビと風見鶏、「そと」と「なか」、なかの世界を立体、そとの世界をドローイングで、それぞれの世界が絵の中で一つになります。
酉年のチキンジョージ●以前から音楽PV(プロモーションビデオ)を作ってみたいと思っていました。音楽家のポンフェイさんと知り合ったので、頼んで作らせてもらいました。映像制作のポイントは、実写とアニメの合成です。アニメには本来起こりえない「手ブレ」を取り入れることで、実写との合成ならではの面白さを狙ってみました。
冬虫夏層● 冬虫夏草の一生。冬虫夏草の周りで色々な事が起こります。ピープショウをヒントに、並べたガラス板の奥行きを利用したアニメーション。自作の装置で不思議な効果を産みました。

カモメの一生
群れ
つぶす
<受付>
一般600円

<上映作品>
かもめの一生 if-a2/ビデオ/2分/2006
しり鳥 if-a2/ビデオ/3分/2006
群れ 大坪透/ビデオ/7分/2006
トリ 木村まりこ/ビデオ/4分/2006
鳥の仕返し 児嶋めぐみ/ビデオ/3分/2006
つぶす 鈴木啓介/ビデオ/6分/2006
にっか 高松伊穂/ビデオ/3分/2006
月の骨 硲間友美/ビデオ/3分/2006
そと はやかわりか/ビデオ/5分/2006
酉年のチキンジョージ
大坪透・ポンフェイ/ビデオ/5分/2006
冬虫夏層
鈴木啓介・児嶋めぐみ・高松伊穂・早川理佳/ビデオ/7分/2006


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