国内外の映像アート作品の上映、レクチャーを定期開催。古典的名作 から、最新の実験映画まで

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新・世界と踊れ!
万城目純“紀行実験映画”の意見と実際
2010/7/4, 10, 11

ダンサー/映像作家の境界を飄々と行き来する万城目純。彼の数多いコンセプトのなかでも極めて重要な「紀行実験映画」の代表作を一挙上映。単なる"秘境探検"でもなく、"映画のシステムへの懐疑"でもない、"ビデオダンス"とも趣の異なる世界。作家自身が、かつてリュミエール兄弟が行ったように、フィルムカメラで世界の辺境に忍び込む。モンゴル、マダガスカル、ゴビ砂漠、コスタリカ、シルクロード...。 そして、やはりリュミエールの時代と同じ手回し駆動に改造した小さな8ミリカメラにより、雄大な自然を閉じこめ、風景を振り付けるに至るのだ。(澤隆志)
7月11日 Cプログラム『タガ・クロス・イズ・アライブ』ライブ上映が決定しました! パフォーマンス:万城目純 サウンド;伽藍 (山内勝司el.cb.井上史郎el.bs.)

  • MONGOLIAN PATY

    MONGOLIAN PATY
  • seitie'

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  • Elements \ Elephants

    Elements \ Elephants
  • 万城目純

    万城目純

    受付

  • 当日700円/会員500円 3回券2,000円

タイムテーブル

日付 3:00 5:00 7:00
7/4 A B C
7/10 - - A
7/11 B C -

    Aプログラム

    MONGOLIAN PATY
    8ミリ/24分/1996
    AKB-deluxe
    8ミリ/13分/1998
    ANALA
    8ミリ/23分/1999


    Bプログラム

    , UMINAMI YAMANAGI
    8ミリ/35分/2001
    浮遊生活
    8ミリ/30分/2002
    seitie'
    8ミリ/19分/2003


    Cプログラム

    Elements \ Elephants
    8ミリ/10分/2004
    g-p.s.
    8ミリ/30分/2005
    タガ・クロス・イズ・アライブ
    8ミリ/30分/2007


    新・世界と踊れ!

  • とりあえず、8ミリカメラを手に秘境に向かって飛び出した。旧世界を代表する壁が次々と倒れ、自由な空気が大陸に流れ出した年だった。
    8ミリカメラは旧世代を代表するメディアと思われていたが、その底力はすこぶる快調であった。なぜなら忘れていた風景が意外と新鮮だったから。実験は暗いラボでしか出来ないわけではない。陽光すりそそぐ紀行の途上、フィルムは極めて自発的にスペックを向上させていた。
    自らの身体を見知らぬ地形に晒す事の自由さ、不自由さ。それが来るべき新世界のルール。それが反語にならないで、空気中でネガポジ一体になる世界。ダンスとは、そうした粒子のいい加減な恋愛行動かもしれない。
    それを、彼らの意見とも実際とも呼ぶのは個人の勝手。なぜなら僕たちは、どんな気持ちでも、決してバーチャルに還元できない、ちょうど良い加減の眼力や、モビルスーツにするにはあまりにも脆弱な肉体をもっているから。
    この賢いツールの重さをたよりに、今日も日常から隙を見て、とりあえずに未知に向かって飛び出そうと思っている。
    (万城目純)


    作品についてのテクスト、コメント

  • MONGOLIAN PATY
    (IFF97大賞作家インタビュー。作中の熊の銅像と、その撮影について)    あそこはモンゴルのゴビ砂漠の南方にあるツーリスト・キャンプの山なんですけど、あの銅像は目印のようなものですね。ここにツーリスト・キャンプがあって。モンゴルはどこへいっても道がない。前のキャラバン隊が行った道筋だけを辿っていくんで。最初の花のシーンは、フィックス・ショットでモンゴル独特の時間に慣れてもらい、この熊の銅像の2カット目はウェルカム・トゥ・モンゴルというところです。で、カメラが行きつ戻りつ撮っているのはモンゴルのリズム。僕のダンスのリズムでもあります。(M.J.)

    seitie'
    中国のシルクロード、西安から敦煌、トルファン。ウルムチ、カザフ族のテント村まで西へ向かう。砂上に見え隠れする城壁跡は、かつての万里の長城と連なり異民族の侵入を防ぐ目的で建てられた。キャメラは実際の灼熱の砂漠を歩む。ただひたすら。"聖地"はつねに"侵略"と背中合わせに存在する。今は観光地となった民俗村の家族たちは、その地を訪れる観光客を岡から見下ろし、何を思うのか?

    Elements \ Elephants
    2003年、東南アジア最大といわれる"像祭り"の夜に撮影。ほぼ全篇を手回しハンドルによるバルブ撮影で行った。前半の「エレメント」部分は要素または集団の意。後半「エレファント」部分は象、むろん像の意味も含む。ゆらめく炎の中で繰り広げられる楽隊と象、舞手たちによる生ける絵巻物に、抑えてもなお高揚するものに、あえて\(逆スラッシュ)をかけて、定点で構造の解析を試みた。

























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