国内外の映像アート作品の上映、レクチャーを定期開催。古典的名作 から、最新の実験映画まで

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No.970 GEORAMA2014関連企画
アメリカの鬼才、クリス・サリバンのすべて
2014 7/26 Sat, 27 Sun.

    タイムテーブル

    日付 7/26 7/27
    13:00 A長編 A長編
    15:30 B短編 B短編
    16:20 トーク トーク
    17:40 A長編 ーーー
    20:10 B短編 ーーー

      会場

    • イメージフォーラム3F「寺山修司」
      東京都渋谷区渋谷2-10-2
      TEL. 03-5766-0116

      当日受付

    • 1回1,200円 会員1回1,000円 2回券2,000円

    • トークショーはAまたはBプロのチケット半券で参加できます

    • GEORAMAの半券をお持ちの方は当日1回券を200円割引!

      前売予約

    • 1回1,000円 2回券1,600円

      予約方法

    • ご予約はメールにて承ります。下記の項目を明記して、ticket@calf.jpに前日までにお申し込みください。
    • 件名:クリス・サリバン来日イベント
    • 本文:
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    • (4)日時
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  • コンシューミング・スピリッツ

    コンシューミング・スピリッツ

  • エイント・ミスビヘイヴィン

    エイント・ミスビヘイヴィン

  • ザ・ビホールダー

    ザ・ビホールダー

  • マスター・オブ・セレモニー

    マスター・オブ・セレモニー

  • イカロスの失墜の風景

    イカロスの失墜の風景

  • 『コンシューミング・スピリッツ』予告篇


  • アメリカの鬼才、クリス・サリバンのすべて

    新しい国際アニメーション・フェスティバルとして注目された「GEORAMA2014」の東京会場で最も話題となった長編アニメーション『コンシューミング・スピリッツ』と、同作家の初期短編作を上映します。 さらに制作者である鬼才クリス・サリバンがアメリカより来日し、トークショーを開催!
    7/26 司会:吉田アミ 通訳:金子遊
    7/27 司会:土居伸彰 通訳:金子遊



    プログラムA(長編)『コンシューミング・スピリッツ 』
    1作品131分

    切り絵、ドローイング、立体ジオラマと複数の手法を織り交ぜた2時間超のアニメーション大作『コンシューミング・スピリッツ』。アメリカ郊外に暮らす人々の悲哀と希望を描きだすこの作品は、GEORAMA2014東京会場「国内未公開長編アニメーションショーケース」で最大の話題となった。

    『コンシューミング・スピリッツ』Consuming Spirits
    クリス・サリバン/2012年/アメリカ/131分/ブルーレイ
    アメリカ郊外の田舎町マグソンに暮らす42歳のジェンシャン・ヴィオレット、38歳のヴィクター・ブルー、64歳のアール・グレイ。当初は関係ないように思えた3人は、不吉な社会福祉施設、里親、ロマンス、憎悪を巻き込み、いつしか悲劇の物語に巻き込まれていく。隠されるべき家族の秘密、明らかにされるべきもの。ある夜の飲酒運転と自動車事故が引き金に、記憶の貯蔵庫が開け放たれ、3人はそれぞれ、癒され、そして傷つく。アメリカの鬼才クリス・サリバンが15年以上の歳月をかけて完成させた2時間超の長編アニメーション。


    プログラムB(短編)「クリス・サリバン短編作品」
    4作品45分


    『エイント・ミスビヘイヴィン』Ain't Misbehavin'
    クリス・サリバン/1981年/アメリカ/5分/ブルーレイ
    孤独な男の心は折り重なる映像と声の戦場となる。昼、家で数々の行動をする(料理、食事、読書、執筆、入浴…)男の心に、戦争と死のイメージが入り込む。作品の終盤、男は浴槽から現れ、部屋へと入る。すると部屋には複数の自分に占拠されている。自分が拡張してしまうこと、それを恐れるのは、果たして狂ったことなのだろうか?


    『ザ・ビホールダー』The Beholder
    クリス・サリバン/1983年/アメリカ/9分/ブルーレイ
    街の通りで男が騒ぐ。神、悪魔、悔恨の情について。その近くでは人々が混雑するレストランに腰掛ける。周囲の環境から隔絶され、食事し、おしゃべりし、空想に耽る。しかしそこには情熱はない。ウェイトレスはスペシャル料理のメニューを無関心そうに暗唱する。二人の男たちがトイレで文字通り「すれ違う」。彼らにはシェルターも食べ物もある。でも、生きていない。レストランは安心の毛布だ。街の外で騒ぐ、狂って、退屈で、囚われた存在から身を隠す場所だ。だが、自分の生きるべき生を享受しているのは、他でもないその男だけなのだ。


    『マスター・オブ・セレモニー』Master of Ceremonies
    クリス・サリバン/1986年/アメリカ/8分/ブルーレイ
    家が燃え、居住者たちは死に絶える。炎が家中を駆け巡り、脱出しようとする家族の試みは不毛に終わる。ドア、壁、モノ、すべてが邪魔をする。死者たちが魂へと変容し、家の声が反響する。魂が行くべき場所へと向かうなか、死神はちょっとしたボードビル・ショーを催し、死者たちを鼓舞しようと決める。我々に静寂と沈黙をもたらしてくれるのは、ただ死のみである。


    『イカロスの失墜の風景』Landscape with the Fall of Icarus
    クリス・サリバン/1992年/アメリカ/23分/ブルーレイ
    ピーター・ブリューゲルの絵画「イカロスの失墜の光景」では、神=イカロスは誰にも気づかれぬままに地面に墜落する。農民たちは農作業を続け、船は運行する。ウィリアム・カルロス・ウィリアムズは同名の詩に書いている・・・かつて全能の神は「気づかれぬままに海へと墜ちる」。この映画におけるイカロスは、年老いた司祭のレイだ。彼は狂気に沈み、説教の参列者は次第に減っていく。調子の悪くなるレイを、社会は見過ごしていく。作品の最後、レイはバーで一人聖歌を歌う。「雪を分け足跡を編む」。彼を囲むのは悪夢で彼を苦しめた者たちだが、彼らはもはや害を加えない。レイは平穏を手に入れているのだ。バーはレイにとっての新たな教会、聖域なのだ。レイがそのバーを去るとき、足跡を除いて彼は透明だ。安息の場所を離れた彼は、「気づかれぬままに海へと墜ちる」。



    クリス・サリバン Chris Sullivan

    ピッツバーグの森に囲まれた丘で10人の兄弟たちとともに生まれ育ったクリス・サリバンは、30年以上にわたって実験的な映画を作り続け、各地の映画祭や美術館で上映を行なってきた。現在はシカゴに住み、作品制作の傍らシカゴ美術館附属美術大学で教鞭を執っている。監督、脚本、サウンドデザイン、ヘッドアニメーターをサリバン自身が務めた『コンシューミング・スピリッツ』は、構想に3年、制作に12年、計15年の歳月をかけて完成した。







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