国内外の映像アート作品の上映、レクチャーを定期開催。古典的名作 から、最新の実験映画まで

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No.980 マヌシネマ
トゥイア・ケリチ ビデオ作品集&パフォーマンス
2015 9/26 Sat

    会場

  • イメージフォーラム3F「寺山修司」
    東京都渋谷区渋谷2-10-2
    TEL. 03-5766-0116

    当日受付

  • 入場料:一般700円 会員500円

  • ※作者による作品解説および上映後のQ&Aを行ないます
  • ※途中休憩あり、19:45〜20:00ごろに終了予定

タイムテーブル

日付 9/26
18:00

  • 月の図像学

    月の図像学

  • 液晶人間ディスプレイ

    液晶人間ディスプレイ

  • パン夫人

    パン夫人

  • レッド・ダート・ミート

    レッド・ダート・ミート

  • 他者の注視

    他者の注視

  • 私があなたの耳の周りを刈っているときに居眠りをしようとしないで

    私があなたの耳の周りを刈っているときに居眠りをしようとしないで

  • マヌシネマ

    マヌシネマ


トゥイア・ケリチは1977年イタリア生まれ、現在はマルセイユを拠点に活動し、マヌシネマ(Manucinema)という独自のアイデアとコンセプトによる即興の映像パフォーマンスを、音楽家やダンサーを交えて公演・発表している。マヌシネマとは、一般的な家庭用カメラとプロジェクターを用いた、古典的な手法によるオブジェクト(有機物、液体、印刷物、廃材などあらゆる物)のライブ・アニメーションと、音楽家の即興演奏によるコラボレーションであり、アニメーションと音楽の相互作用でストーリーとオブジェクト達は刻々と変容していく。それはまさに"視覚化する即興演奏"である。初来日となった今回は、東京、名古屋、京都、三重でマヌシネマの巡回公演が予定され、イメージフォーラムでは、マヌシネマに加え、本邦初紹介となるシングル・チャンネル6作品も上映!

チラシPDF
チラシPDFはこちら


月の図像学 Iconography of Moon
2008/8分59秒/ライブアニメーション&ストップモーション/音楽:トゥイア・ケリチ Tuia Cherici、エドワード・リッチ Edoardo Ricci(Saxソロ)/引用素材:To the discovering of moon(子供向け科学雑誌))

月のイメージは最も古く、そして最も西洋の神話を喚起するシンボルの一つ。映像は、古代エジプトからアメリカの征服に至るまでの歴史を通じた月のイメージに、目まぐるしく乱雑な旅をしてゆく。神話は常に新たな神話に塗り替えられる。

液晶人間ディスプレイ Liquid Human Display
2009/6分15秒/ライブアニメーション/音楽:エドワード・リッチ Edoardo Ricci、トゥイア・ケリチ Tuia Cherici/基本素材:水

師匠は弟子に言った、「今日は私たちの楽器を演奏中に水の中に沈めよう」。その翌日、弟子は師匠に言った、「今日は私たちの一番の衣装を着て、お互いに話をしている間に顔を水の中につけましょう」。その会話は、水を通したり、耳障りであったり、面白かったり、葛藤したり、そして感情が噴出したりする師匠と弟子の関係性。

パン夫人 Frau Brot
2012/3分36秒/ストップモーション、ミュージックビデオクリップ/音楽:1,2,3 Hoch Null/基本素材:パン

ある時、私は自分の胸を押し付け、そして開く夢を見た。たくさんのザクロが溢れ出し、それは私に女性への成長を意識させた。セルゲイ・パラジャーノフへのオマージュ。ドイツのバンド"1,2,3 Hoch Null"のためのミュージックビデオクリップ。

レッド・ダート・ミート Red Dirt Meet
2011/3分40秒/ストップモーション、ミュージックビデオクリップ/音楽:Bad News Of Houston/基本素材:紙

そう遠くない未来での人々の、無色で無機質で孤独な生活を背景にしている。そこでは他人と出会う機会はごく稀だが、しかしそこで奇跡的な出会いが起こる。けれどもそれを楽しむことはもう誰にもできない。

他者の注視 They're seen from other places
2010/4分26秒/ストップモーション、ミュージックビデオクリップ/音楽:ステファノ・スコダニッピオ Stefano Scodanibbio、トーレム・マクドナス Thollem McDonas/基本素材:バター

生と死の永遠の葛藤はバターの彫刻の変容に象徴される。極めて自然に記録されたバターの溶解は、ステファノ・スコダニッビオの深い呼吸を捉え、かつてドビュッシーが所有していた特別なピアノを演奏するトーレム・マクドナスを追っていく。彼らの深淵で精神的に満たされた音楽が、その彫刻に生命を与え、痛みを伴い、そして解放する。

私があなたの耳の周りを刈っているときに居眠りをしようとしないで TryNotToNodOffWhenI'mCuttingAroundYourEars
2014/6分/ライブアニメーション、ストップモーション、ミュージックビデオクリップ/音楽:マシュー・ダーヘー Matthew Daher/基本素材:有機物

最初に編集した映像を、異なる表面に再びプロジェクションし、さらに異なるレンズを通してそれを撮影し、そこから得られた映像の質感に注意を払い再度編集した。映像の物語は、不気味な研究室で科学者はキャベツの中で成長している人間の耳を発見する。われわれは新たな自然体の発展をたすけ、そして音楽との共感覚(シナネステジア)での関係性が成長してゆく。

マヌシネマ Manucinema
ライブ映像パフォーマンス/約30分/音楽:上地正彦

トゥイア・ケリチ Tuia Cherici

1977年生まれ、イタリア・フィレンツェ出身。2010年〜2014年にベルリンを拠点に、2015年現在はマルセイユを拠点に活動中。映像制作、映像表現を主体とする芸術家。またマヌシネマ(Manucinema)という独自のアイデアとコンセプトによる即興の映像パフォーマンスを、音楽家やダンサーを交えて公演・発表している。
初期の映像作品“グラマ(Gramma, 2005年)”はストップモーションアニメを手法とし、グレゴリー・ペティクー(Gregory Petitqueux、仏)とともに1999年から2003年にかけて製作された。彼女にとってこれが最初で最後の絵コンテを元にしたストーリー映像作品になる。その後彼女の関心はエウジェニオ・サンナ(Eugenio Sanna、ギターリスト、伊)とエドワード・リッチ(Edoardo Ricci、サックスフォニスト、伊)との出合いにより、彼らの即興演奏に魅了され、自らも彼らと演奏し、"即興"へと導かれてゆく。この経験は彼女のその後の映像作品の制作方法に大きく影響を与え、"瞬間"をとらえ映像化する感覚を作品に取り入れるようになる。また"夢"と"音楽"によるインスピレーションはしばしば作品創作の原点となる。
2004年にマヌシネマの活動の原点となる映像パフォーマンスを行う。マヌシネマは一般的な家庭用カメラとプロジェクターを用い、古典的なアニメーション手法を用いてオブジェクト(有機物、液体、印刷物、廃材などあらゆる物)に命が吹き込まれる。同時に、音楽家との即興演奏による相互作用で、ストーリーとオブジェクト達は刻々と変容していく。それはまさに"視覚化"する即興演奏である。
2010 年より人類学者アリアンナ チェッコーニ(Arianna Cecconi、伊)とともに、人々の“夢”の調査と視覚化、アーカイブ化するプロジェクト"オニロスコープ(Oniroscope)"を行なっている。
2015年9月、初来日し東京、名古屋、京都、三重にてマヌシネマをパフォーマンス予定。
http://manucinema.blogspot.jp




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