イメージフォーラム映像研究所ワークショップの大きな特徴は10名の専任講師による一貫した指導プロセスにあります。

イメージフォーラム映像研究所専任講師

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    大山 慶 映像作家

    大山 慶

    今のあなたにしか作ることの出来ない作品
    我々講師を驚かせるような発想と、クラスメート達を呆れさせるような行動力によって作られた、今のあなたにしか作ることの出来ない映像作品の完成に期待します。
    クローズアップ写真のコラージュという、これまで誰も目にしたことのない技法を発明。独特の質感を持つアニメーションはすぐに世界的な注目を集め、大学の卒業制作として制作された『診察室』(05)はカンヌ国際映画祭監督週間に選出された。翌年、アニメーション100周年を記念し製作されたオムニバス映画『TOKYOLOOP』(06)に参加。最新作の『HANDSOAP』(08)はオランダアニメーション映画祭グランプリ、アナーバー映画祭最優秀アニメーション作品賞、オーバーハウゼン国際短編映画祭映画祭賞など、世界各国の映画祭にて9つの賞を受賞した。同年代の作家、評論家と共にインディペンデントレーベルCALFを設立し、短編映画普及のための活動を行っている。
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    五島一浩 映像作家

    五島一浩

    自らの想像力の先
    映像を作ることは、それ自体がものの見方を探ることであり、自分の視覚・感覚を他者に開陳することです。自ら作り、また人の表現を味わうことで、より豊かさを増した視点で世界を感じ、自らの内に投影された変わり続ける世界像をまた世界へと投げかける。世界と共にダイナミックに変化していく作者と作品。そしてそれを見て変化する観客の世界観。これがコマとコマの間に「時間」を直接表現できる映像というメディアの本質のように思います。
    学生時代より8mm映画を制作。TVゲーム『L.S.D.』などの制作に参加した後、各種映像制作、マルチメディア制作などに携わる。モノクロ・ハイコントラストの3DCG作品『FADE into WHITE』(96)が各国の映画祭で高い評価を受けた。『FADE into WHITE #2』(00)がイメージフォーラムフェスティバル2001大賞を受賞する。近年はデジカメによるコマ撮り作品を制作。アナログとデジタルの境界、感覚の粒子化をテーマにした制作を続けている。近作の『東京浮絵百景』(10)では立体映像に挑戦。東京都写真美術館における『3Dヴィジョンズ』展(10?11)では、3Dインスタレーション作品『時間双眼鏡』などを発表している。
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    手塚 眞 ヴィジュアリスト

    手塚 眞

    「作品」であることの意味
    寝る時間を惜しまず、食事も忘れ遊びもせず作品作りに専念できる、そんな意志を培ってほしいと想います。それが実現できるなら、少なからず達成感が得られるでしょう。厳しいことをいうようですが、ネット動画や街に映像があふれ、誰もが映像を扱えるようになった今、「作品」であることの意味をともに考えていきたいと思います。
    高校から8mmフィルムによる映画作りを始め、数々のコンテストで受賞。以後“ヴィジュアリスト”という唯一無二の肩書きで、長編劇映画、ショート・フィルム、実験映像、テレビ番組、アニメーション、MTV、CGなど映像全般を幅広く手掛けてきた。99年には10年を費やした劇場映画『白痴』を発表し、ヴェネチア国際映画祭をはじめ数々の映画祭に迎え入れられ国際的な評価を得た。その他の劇場映画作品に、東京国際映画祭出品作『ブラックキス』など。イメージフォーラム・フェスティバルには招待作家として85年以来、実験的な短編を出品し続けている。代表作に『MODEL』(87)『NARAKUE』(97)『実験映画』(99)『MIRAGES』(10)などがある。
  • 西嶋憲生 映像研究者 多摩美術大学教授

    西嶋憲生

    イメージとの格闘
    ドキュメンタリーであれアニメーションであれアート的アプローチであれ、スクリーンに投影される映像を通して自己表現しようする者たち、映画はこうあるべきという常識をはみ出していこうとする表現者たちが、各自格闘するために集まる場所、それがイメージフォーラム映像研究所であり「寺山修司」という名の教室なのだ。
    大学時代にジョナス・メカスの『リトアニアへの旅の追憶』と出会い、劇映画のみならず実験映画に強い興味を抱く。大学在学中の1970年代半ばに約1年パリで生活しあらゆるジャンルの映画を見て回り、その後美術出版社芸術評論賞入選を機に批評・翻訳などの執筆活動を開始。同時に編集・上映企画などにも携わり84?85年「月刊イメージフォーラム」編集長。劇映画評も手がけるが、とりわけアヴァンギャルド映像の研究が専門。著書に「生まれつつある映像 実験映画の作家たち」「映像表現の創造特性と可能性」(共著)「映像表現のオルタナティヴ」(編著)「美術×映像」(共著)、訳書に「フィルム・ワークショップ」「アンディ・ウォーホル・フィルム」(ダゲレオ出版)など。
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    萩原朔美 映像作家 演出家 多摩美術大学教授

    萩原朔美

    何故作るのか
    映像だけが持っている豊な深い広がりのある世界。作品を作り、発表し、批評を受けることで、そのことを発見するのだ。教える立場と教えられる立場が時々刻々と目まぐるしく入れ替わる。私はそのスリリングな交換が授業と呼ばれるものだと思っている。
    かつて寺山修司が主催した劇団「天井桟敷」の演出部に籍を置きその手腕を発揮するかたわら、20年代前半ですでに著書「赤い自転車」を発表、早くから創作のジャンルに頭角を現わした。70年代以降は、ビデオ、映画をはじめ版画、写真、さらには月刊「ビックリハウス」の編集長をつとめるなど、分野を越えた様々なメディア探求は、高く評価されている。事物の推移をリアルタイムで写し撮る手法は、ビデオの最も根源的な特性を生かしたもの。実験映画の名作として世界的評価の高い『KIRI』 (72)のワンショット・ムービーは、今日のビデオ時代を予見。『映像書簡』シリーズの近作に見られるように、近年は実験的な「物語」表現に取り組む。近作に『ポストの話』(07)『キライズム』(08)『驟雨-笑う悲しみ―』(11)『総ては本』(11)。
  • 村山匡一郎 映像研究者

    村山匡一郎

    想像力と創作意欲と…
    カメラにさえ初めて触る新入生が1年後には経験者をはるかに上回る映像作品を作ることがこれまでにも数多く見られた。イメージフォーラム映像研究所では、もちろんフィルムやビデオの撮影技術も学ぶことができるが、それ以上に、映像作品を作る上で大切な自由な発想と個性を重んじている。
    人はどのような時に映画を撮る衝動を得るのだろうか? ドキュメンタリー映画、アジア映画、フランス映画と広い守備範囲を生かして旺盛な執筆活動を続けるが、新作、旧作を問わずいつも論点の核になるのは、映画有史以来人がどう映画と関わってきた(いる)かである。常に100年のスケールから計って作品を論じる。主な訳書・共著に、ジョルジュ・サドゥール著「世界映画全史」(国書刊行会・全12巻)「日本映画とモダニズム」(リブロポート)「映画理論集成」(フィルムアート社)「フランス映画1943?現代」(合同出版)「映画は世界を記録する ドキュメンタリー再考」(森話社)「ひきずる映画 ポストカタストロフ時代の想像力」(フィルムアート社)など。

イメージフォーラム映像研究所客員講師

  • 奥山順市

    映像作家。1960年代より一貫して、フィルムの物質性や、フィルムを映写することそのもの、あるいはそのプロセスやメカニズムが孕む構造性に着目し、映画の本質を探求する実験映画を制作。その作品には、独特のユーモアの感覚が流れており、独自のスタンスを獲得している。主な作品に『映画 LE CINEMA』(75)、『我が映画旋律』(80)など。
  • 金井勝

    映像作家。日本大学芸術学部映画学科を卒業後、大映東京撮影所を経てフリーとなり、テレビドキュメンタリーの演出などをしながら、「かない勝丸プロダクション」を設立して作品を発表。『無人列島』(69)でニヨン国際ドキュメンタリー映画祭グランプリを受賞した他、『夢走る』(87)でメルボルン映画祭最優秀短篇劇映画賞、『スーパードキュメンタリー 前衛仙術』(03)でオーバーハウゼン国際短篇映画祭国際批評家連盟賞を受賞している。
  • かわなかのぶひろ

    映像作家。60年代より実験映画の制作・批評・オルガナイザーとして活躍。71年、個人を基板とする映画の上映・配給組織アンダーグラウンド・センターを、77年にはイメージフォーラムを設立。70年代から東京造形大学などで教鞭をとり、後進の育成に務めた。主な作品に『スイッチバック』(76)、『私小説1〜5・完結篇』(87〜92)、萩原朔美との『映像書簡』(79〜10)シリーズなど。
  • 鈴木志郎康

    映像作家、詩人。NHKにカメラマンとして勤務しながら詩人として活躍。68年にH氏賞、08年には萩原朔太郎賞を受賞。一方で映像作品も60年代から手がけ、一貫して日記的身辺雑記的空間としての映像作品を手がけている。主な作品に『日没の印象』(75)、『草の影を刈る』(77)、『15日間』(80)、『衰退いろいろ2002』(03)、『極私的にコアの花たち』(08)など。
  • 中島崇

    映像作家。高校生の頃から映像制作を手掛けるとともに上映活動にも携わる。イメージフォーラム設立時のメンバーの一人。89年〜92年、月刊「イメージフォーラム」編集長、87年〜2000年にイメージフォーラム・フェスティバルのディレクターを務める。主な作品に『南岸沿』(71)、『セスナ』(74)、『埋もれた話』(03)、『訪問者』(10)などがある。

イメージフォーラム映像研究所特別講師

  • 石坂健治

    1989年より2007年6月まで国際交流基金専門員としてアジア映画関係の映画祭・上映会を通算約70件プロデュース。主な事業に「インド映画の奇跡 グル・ダッドの全貌」「香港映画の黄金時代」など。2007年より東京国際映画祭「アジアの風」プログラム・ディレクター。
  • 石田尚志

    映像作家、美術家、多摩美術大学専任講師。『部屋/形態』(イメージフォーラム・フェスティバル特選)、『フーガの技法』(愛知芸術文化センターオリジナル映像作品)などの映画作品の他、インスタレーションやライブパフォーマンスなど領域を横断しながら制作を続ける。第18回五島記念文化賞美術新人賞受賞。
  • 伊藤高志

    デビュー作『SPACY』(80-81)が国内外で高く評価され、以降の作家に強い影響を与えた。1995年にフランス・クレルモンフェラン短編映画祭にて“短編映画の1世紀”の 100本の中の1本に選出される。京都造形芸術大学教授。
  • 宇田敦子

    映像作家、webデザイン。『福田さん』がIFF(イメージフォーラム・フェスティバル)1999大賞。現在、映像制作ユニット「動画まわり」にてwebコンテンツ等を制作。「TOKYO LOOP」参加作家の一人。
  • 帯谷有理

    映像作家、作曲家。80年代より作曲、コンセプチュアル・アート作品を発表。8mm映画『毛髪歌劇』が注目され、以降国内外の数多くの映画祭で作品を発表。近作では、「音響を撮影すること」と「映画を作曲すること」の統一を模索している。
  • 上林栄樹

    映像作家、照明技師。『形態集』(1982)『肖像集』(1983)など、照明効果によるフォルムを最大限に活かした作品を発表。近年は東アジアの歴史を遡るドラマ『月、ねじれて...』を制作。NHK「新日曜美術館」などの照明を担当。
  • 草原真知子

    メディアアート研究者、キュレーター。1980年代前半よりメディアアートおよびメディア論の研究活動を展開し、世界の最先端のCG、インタラクティブ・アート等を紹介。SIGGRAPH、アルスエレクトロニカなどの委員を務める。早稲田大学文学部教授。
  • 小瀬村真美

    美術家。写真の加工や絵画の構図などを巧みに利用した映像作品やインスタレーションを手がける。近年は、画の動きとは異なる画の連なりとしてのアニメーションを展開。東京都現代美術館、横浜美術館などで展示多数。
  • 佐藤義尚

    筑波大学芸術専門学群で視覚伝達デザインと映像を専攻。芸術修士課程修了後、短編映像の個人制作を始める。『PAPERS』(91)、『SLIDE』(99)、『The Books』(00)、『desktop』(08)などの写真アニメーションで、国内外の映像コンペティションで多数入賞している。
  • 七里圭

    映画監督。早稲田大学シネマ研究会在籍時から映画の現場に参画、廣木隆一、鎮西尚一、西山洋一らの助監督を経験、2004年『のんきな姉さん』で監督デビュー。2005年度愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品『ホッテントットエプロン-スケッチ』を制作するなど、活動領域は劇場映画に留まらない。
  • 竹林紀雄

    テレビ演出家。84年よりドキュメンタリーを中心に様々な番組の演出、プロデュースを担当。現在は、メディアやジャンルを超えた新しい映像表現を探り続けている。代表作品、人間劇場「母ちゃんになりたい」等。著書、「映画は世界を記録する―ドキュメンタリー再考」(共著)。文教大学准教授。
  • 高間賢治

    撮影監督。東京都立大学を卒業後、若松プロに撮影助手として加わる。文化庁芸術家在外研修制度により米留学。撮影と照明をトータルに演出する「撮影監督」を日本で初めて実践。キャメラマン代表作に『ナビィの恋』(1999)『デスノート the last name』(2006)など。
  • 田名網敬一

    グラフィック・デザイナー、映像作家。60年代よりポスター、絵画、彫像などで前衛的な創作活動を行い、世界的に高い評価を得ている。実験映画、アニメーションでは印刷技術を応用したサイケデリックな表現が注目された。京都造形芸術大学教授。
  • 中西義久

    映像作家。 『crossing』(1996)『roundscape』(1997)などのアニメーション作品が注目され、国内外で映画祭招待多数。デジタル環境を予見する精緻な作風が評価された。近年は展示映像の演出やNHKプチプチアニメ『白い本』の監督をする。
  • 西村智弘

    美術評論家、映像作家。映像研究所第13期卒業。1993年、美術出版社主催「芸術評論一般公募」入選。以後、精力的に批評活動を展開。近著に「日本芸術写真史」(美学出版)、共著に「映像表現の創造特性と可能性」(角川書店)。
  • 古川タク

    アニメーション作家、イラストレーター。多くのイラストレーション、絵本の制作と平行して実験的なアニメーション作品を多数発表。また、アニメーションの元祖「フェナキスティスコープ(Phenakisti-Scope)」をアニメで再現、日本語名「驚き盤」の名付け親。
  • 牧野貴

    映像作家。イギリスのアニメーション作家、ブラザーズ・クエイのアトリエで音楽と照明を学んだ。映像と音楽、フィルムとビデオ、上映とライブ・パフォーマンスの境界線上で多数作品を発表する。『No is E』がIFF07で寺山修司賞を受賞。
  • 村上賢司

    映画監督。映像研究所第15,16期卒業。『夏に生れる』(1998)がIゆうばりファンタスティック映画祭オフシアター部門グランプリ、FF1999審査員特別賞受賞。その後、『呪霊2』(2000) などのホラー映画を監督。近作に『ALLDAYS 二丁目の朝日』(2008)。
  • 村田朋泰

    映像作家。東京芸術大学在学中に制作した人形アニメーション『睡蓮の人』(2000)が文化庁メディア芸術祭優秀賞、以降、Mr,ChirdlenのPVやNHKなどでアニメーション作品を発表。目黒区美術館、平塚市美術館など個展多数。
  • 和田淳

    アニメーション作家。映像研究所第28期卒業。卒業制作『鼻の日』がオーバーハウゼン国際短編映画祭で入選。その他の作品に『声が出てきた人』、『わからないブタ』など。新作『春のしくみ』が2010年ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門で上映された。
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