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No.1050 グラウンド・レベル・シネマ Vol.3.0
2022 10/15 Sat, 10/23 Sun.

      タイムテーブル

    日付 10/15 10/23
    14:00

      会場

    • イメージフォーラム3F「寺山修司」
      東京都渋谷区渋谷2-10-2
      TEL. 03-5766-0116

      当日受付

    • 一般700円/会員500円
    • 13:30より開場、受付開始。19:00終了予定(途中休憩あり)
    • ※各作品の上映時間は2分〜15分です。
    • 10/15は日本側作家によるアフタートーク、10/23は台湾側、日本側作家によるアフタートークあり。

    • ご来場のお客様へ
    • ・上映順は未定です。
    • ・新型コロナウィルスの影響により日時、プログラムに変更が出る場合があります。
    • ・満席の際にはご入場をお断りする場合がございます。あらかじめご了承下さい。

    • 主催:グラウンド・レベル・シネマ運営委員会
    • 共催:イメージフォーラム
    • 協力:ReaRflex後照鏡、株式会社ダゲレオ出版

  • it follows it passes on

    it follows it passes on

  • Beigu Islet

    Beigu Islet

  • The night surge

    The night surge

  • Relieve

    Relieve

  • silence | solitude | path

    silence | solitude | path

  • Politics of Innocence

    Politics of Innocence

  • A Film of a Picture

    A Film of a Picture

  • Objects breath out from an enormous clam (part 1)

    Objects breath out from an enormous clam (part 1)

  • Guān Huǒ (Flamma)

    Guān Huǒ (Flamma)

  • Johan Kudo (part1)

    Johan⇔Kudo (part1)

  • Draw And Record

    Draw And Record

  • Glanced

    Glanced

  • Ango or I am walking

    Ango or I am walking

  • shukyoku

    shukyoku

  • Never Dried Tried Again

    Never Dried Tried Again

  • THE Joker

    THE Joker

  • /Lockdown Boy ② -New Shelter-

    /Lockdown Boy ② -New Shelter-

  • particle

    particle

  • tremble

    tremble

  • Reprogram

    Reprogram

  • Detour

    Detour

  • Working Operetta

    Working Operetta

  • 蝕欲

    蝕欲

  • 女の会話~The Age of 27~

    女の会話~The Age of 27~

イントロダクション

level /
アートをハイアート・ストリートアートと安易に差別、区別する事なく、同じ地表、地上の視座で捉えるlevel

revel /
既存のアンダーグランドへのカウンター、状況へのアゲンストとしてのrevel

2020年代に新たなインディペンデントシーンを作るべく、日本と台湾のfresh!!!な映像作家たちが国境、世代を超えて、同日、同時刻に作品を上映するリアルイベント<グラウンド・レベル・シネマ>Vol.3.0は、前回よりさらに作品数が増えてスケールアップして二日間開催!総て2022年制作、初公開の完全新作!
夏の暑さと喧騒も過ぎ去り、早くも2022年も後半に差し掛かろうとしている只今現在。季節は読書の秋、食欲の秋、そして映画の秋。ところでこの文章を読んでいる貴方は今、どんな感じ?何を考えている?これからどうする?えっ? そっちはどうかって?それは10月15日、23日「寺山修司」で確認して欲しい。日本と台湾の現在進行形の作家たちのたった今の気持ちがわかるから。(グラウンド・レベル・シネマ運営委員会)

■批評を募集しています!〈グラウンド・レベル・シネマ〉Vol.3.0で上映する作品の批評文を書いていただける方を募集しています。経験等全く不問です。新たに映画評を書きたい、批評を書いたことがないけど書きたい!映画評に興味がある方も歓迎します。(批評文は〈グラウンド・レベル・シネマ〉webサイトで公開予定です。)是非ともVol.3.0にお越しください!
グラウンド・レベル・シネマHP


上映作品 / Taiwan Side

it follows it passes on / 撿起放下墜落提起
  Erica Sheu / 徐璐

Beigu Islet / 北固礁
  Hsin-Yu Chen / 陳省聿

The night surge / 夜騷
  Hsu Hai-Wen / 許海文

Relieve
  Joanna Wang / 王奐筑

silence | solitude | path / 靜 | 獨 | 徑
  Lichun Tseng & Sergio González Cuervo / 曾莉珺 & 塞由・工薩勒斯・古爾博

Politics of Innocence / 天真的政治
  Shake / 雪克

A Film of a Picture
  Shan Wu & Drew Cavicchi / 吳珮姍 & 柯德聿

Objects breath out from an enormous clam (part 1) / 海妖漸成泡沫1
  Tzu-An Wu / 吳梓安

Guān Huǒ (Flamma) / 觀火
  Wang-Yun Yen / 閻望雲

上映作品 / Taiwan and Japan

Johan⇔Kudo (part1) / 往復書簡#1
  Masa Kudo & Johan Chang / 工藤雅 & 張若涵

上映作品 / Japan Side

Draw And Record / 描画と記録
  Aiko Mikami / 三上 あいこ

Glanced / グランス
  Anna Fujii / 藤井 アンナ

Ango or I am walking / 安吾のごときもの歩く
  Haruka Miki / 三木 はるか

shukyoku
  Hi roshi Shirouzu / 白水 浩

Never Dried Tried Again / 干からびるな!
  Ippei Nakao / 中尾 一平

THE Joker / 潜む者
  Johnny HUNG

ロックダウンボーイ ② /Lockdown Boy ② -New Shelter-
  Kenta Yamaguchi / 山口 健太

particle
  Kisawa Koki / 木澤 航樹

tremble
  KOBAYASHI Makusu / 小林 真楠

Reprogram / 再プログラム
  Naohisa Uchiyama / 内山 尚久

Detour / 寄り道
  Seiichiro Okuma / 大熊 誠一郎

Working Operetta / 就職花酔曲
  Takaki Matsuda / 松田 天樹

蝕欲
  YoruHa

女の会話~The Age of 27~
  Yukiko Nishino / ニシノユキコ



作者コメント

it follows it passes on / 撿起放下墜落提起
『金門』についての記憶。お父さんの幼なじみは砲弾を避ける時は、お香のかすかな光しか照らせなかったと言った。台湾からアメリカまで持ってきた茶碗が割れた。中国の王朝時代に金門の海岸に漂着した壊れた磁器を思い出した。

Beigu Islet / 北固礁
国境、地域の歴史と構造化された主題の双方向の視線で、主観性という概念を探求する。『北固礁』は馬祖西引島の公海にある。潮の干満で半分が水没するリーフであり、台湾管轄領土の最北端である。そのとらえどころのない可視性は、政治的主観性が想像上の国境によって実際に区切られている状態を示している。

The night surge / 夜騷
暗黒の中で騒ぎが湧き起こる。

Relieve
誰も目撃できないけど科学者たちは知っているのは、それが流星みたい横にスワイプして土星の大気中に焼かれてしまうはずだ。

silence | solitude | path / 靜 | 獨 | 徑
探し、見つける…
一人を楽しめる人は常に静かに過ごしていて、自分の声だけが残るほど静かです。
未知、緑の影、棘、浸る、永遠、闇黒、間、青々と、聞く、凝視、意識、察知、連結、感じ、痕跡、意外、形、観察、開放性、深刻、全体、詳細、限界、自由、無声、ノイズ、探索、インスピレーション、トラッピング、発見、ミニマリスト、可能性、記憶、お互い。
説明しようとする時、我々はなぜここにいるのか?なにをしているのか?を考える。あるいは、どういうふうに介入するか、介入されるか。
その日、都市の荒野を発見した日から、音と映像を通して全てが繋がっていく。
荒野はいつも静かで、道は最終的にお互いになる。

Politics of Innocence / 天真的政治
20世紀初頭、植民地時代の台湾における学校制度の改善と児童文化運動の導入により、『子供』は大人とは違う個性としてみられ始めた。植民地時代の子供のイメージを再現することで、いかして植民地時代の子供のアイデンティティが政治的に操作されたのか?1920年代末、台湾で生まれた世代は日本化と皇民化政策を経験して、戦後、どの様にして自分の土地で他者になったのか。日本統治時代の台湾アーカイブ映像、台湾文学作品とオーラルヒストリーを通じて、あらためて失われた世代の姿を子供の視点から再構築する。

A Film of a Picture
この作品の素材は、撮影された一枚の火山噴火の35mmスチール写真をスキャンし、拡大プリントし切って、左から右へ、上から下へフィルムに貼った。このプロセスはデジタルイメージを読む動きをまねてみた。一枚の写真によって撮影瞬間の時間と空間、写真を読む時の内在活動、自然の動きと静かさを想像する。

Objects breath out from an enormous clam (part 1) / 海妖漸成泡沫1
山海経の中では蜃気楼は大きなアサリから噴出する。アサリの育種、水族館のマーメイドと赤ちゃんの吐き出した言葉にならない声。言語、音声、映像を全て水に浸し、世界が海に沈んでいた頃の、空気を媒介としない世界を幻視する。

Guān Huǒ (Flamma) / 觀火
一つの風景、他人の記憶。短編は感性的なつながりとしてホームビデオを転写させた。

Johan⇔Kudo (part1) / 往復書簡#1
コロナ禍で互いに往来が難しい中、日本と台湾に住む映像作家は往復映像書簡を始めた。新しい手法とメディアの試みをまた再会する時まで続けたい。(今回はパート1を上映)

Draw And Record / 描画と記録
日々の動きを記録しつづけたアニメーション映画。

Glanced / グランス
一撃の一瞥が走り去る。瞬きするたび消えるグランス(ちらりとこちらを見ること)。

Ango or I am walking / 安吾のごときもの歩く
三木はるかはいまからでも落語家かグラビアアイドルになりたいと思っている。いつか寄席に出たいし漫画雑誌の表紙を飾りたい。スクリーンのなかでは現実になれないものになろう。樹とか、建物とか、人とか。たとえば、坂口安吾なんてどうだろう。

shukyoku
歳を重ねる事に時間は早くなり、記憶は曖昧に、目の前のあらゆる事象はその輪郭を失っていく。
いつかは目の前から失われてしまう風景、物、そして世界をつなぎ止めておくために映画にしたいと思う。

Never Dried Tried Again / 干からびるな!
身体一つ、部屋一つ、朝、夜、昼、ロボット

THE Joker / 潜む者
「この中に裏切り者がいる!」はじめはレクリエーションに過ぎなかった。しかしたったひとことで、すべての参加者は互いに疑いはじめ、全員が不信感を抱く。しかし本当に疑うべきなのは……。

ロックダウンボーイ ② /Lockdown Boy ② -New Shelter-
あれから二年?三年?変わらず外は敵だらけだ。誰も一向に戦う気配を見せない。
一発の銃声が響いた。俺は最近引っ越した。痛いだろうにね。

particle
あらゆる喜びを抽象的な映像で可視化。
今の私が抱く大きな願い。その願いが実現したとき、私にはどのような喜びが訪れるのだろう。

tremble
夜、外からキリキリと音がする。窓に蛇でも這ってるかと思う。どうやら家鳴りという現象があるらしい。JR SKISKIが「僕たちは、寒くない。」と謳ってから30年、そよぎふるえるものの様子を撮りたくなった。

Reprogram / 再プログラム
雲の上から、そして海の向こうから押し寄せる再プログラムの波。
私たちはイマジネーションを駆使して、切り抜けることができるのか。

Detour / 寄り道
シンセサイザーを用いて音を作り、その音から映像を作った。

Working Operetta / 就職花酔曲
いろいろありましたが、無事に就職しました。
荒れていた心の波も少し静かになりました。
つきたかった職業、やりがいのある仕事、上司も好きです。
でも僕は日々何かを失っている気がします。
なんだかもう一度カメラの前で歌いたくなりました。

蝕欲
食べるという行為は、人間の生理的欲求の一つである。
人によって違うかもしれないが、食事をすると一般的には幸せを感じられる。
『食べる』という日常的な行為が、変化したらどうなるのだろうか。

女の会話~The Age of 27~
男性ばかりの中に女性が混じることを「花を添える」って言うじゃないですか。「お花みたいに黙って微笑んで」とかも。でもお花みたいな時ばっかりじゃないんですよね、女は。お花の時の方が少ないんです。