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No.1068 グラウンド・レベル・シネマ Vol.4.0
2023 10/28 Sat., 11/5 Sun.

      タイムテーブル

    日付 10/28 11/5
    14:00 A C
    15:40 B A
    17:20 C B

      会場

    • イメージフォーラム3F「寺山修司」
      東京都渋谷区渋谷2-10-2
      TEL. 03-5766-0116

      当日受付

    • 1プログラム券:一般700円/会員500円
    • 3プログラム券:一般1,500円/会員1,200円

    • ご来場のお客様へ
    • ・満席の際にはご入場をお断りする場合がございます。あらかじめご了承下さい。

    • 主催:グラウンド・レベル・シネマ運営委員会
    • 共催:イメージフォーラム
    • 協力:株式会社ダゲレオ出版

  • The Silence of Sirens (in progress)

    The Silence of Sirens (in progress)

  • △


  • protein

    protein

  • Tata Picks Up the Landscape

    Tata Picks Up the Landscape

  • Tata Cuts Down the Timescape

    Tata Cuts Down the Timescape

  • ((( OTO )))

    ((( OTO )))

  • Jouhatsu Letters - Johan⇔Kudo (in progress)

    Jouhatsu Letters - Johan⇔Kudo (in progress)

  • Monochrome Radiance

    Monochrome Radiance

  • Bi-Kei

    Bi-Kei

  • My room moon

    My room moon

  • Deadline

    Deadline

  • False Expectations (in progress)

    False Expectations (in progress)

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  • ave Walls. Eyes have Doors

    ave Walls. Eyes have Doors

  • One Two Three

    One Two Three

  • Parallax

    Parallax

  • 1-2(2-1)

    1-2(2-1)

  • in the autumn of 2009

    in the autumn of 2009

  • Light year return

    Light year return
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  • Koigokoro II

    Koigokoro II

  • Flamegazing

    Flamegazing

  • Reflection

    Reflection

  • Presence Undefined

    Presence Undefined

  • The Color Speaks

    The Color Speaks

  • nonsense diary

    nonsense diary

  • Lockdown Boy ③-Come again-

    Lockdown Boy ③-Come again-

  • Silent Noise room

    Silent Noise room

  • Political mysophobia

    Political mysophobia

  • The Night Surge

    The Night Surge

  • 100 Years

    100 Years

  • Daytime Cycle Noon

    Daytime Cycle Noon

イントロダクション

2020年代に新たなインディペンデントシーンを作るべく、日本と台湾のfresh!!!な映像作家たちが国境、世代を超えて、同日、同時刻に作品を上映するリアルイベント<グラウンド・レベル・シネマ>

オルタナティブな表現を求めている諸兄姉へ。猛暑、酷暑、残暑の記録的な夏が過ぎた。しかしまだ本当の熱さはこれからだ!国籍、国境を超えて活動するシネマコレクティブ、グラウンド・レベル・シネマがスケールアップして還って参りました!全作品2023年制作の完全新作で今回が宇宙初公開の全31作品、合計4時間超!激熱!激暑!!激厚!!!な超スケールでお送りする一大映像絵巻!!!!真にインディペンデントで新しい映像表現を求めている皆様に於かれては是非、その目で確認して頂きたい。"求めよさらば与えられん"(グラウンド・レベル・シネマ運営委員会)

※10月28日(土)は上映終了後に日本側作家によるアフタートーク、11月5日(日)は台湾側&日本側作家によるアフタートークを行います。


Program A

The Silence of Sirens (in progress) / セイレーンの沈黙
  Tzuan Wu / ウー・ズーアン / 5min.

△ (in progress) / △
  Lin Shih-Chieh & Yeh Che / リン・シージエ & イエ・チエ / 10min.

protein / タンパク質
  Naohisa Uchiyama / 内山 尚久 / 5min.

Tata Picks Up the Landscape / ター爺さん、風景を拾う
  Chen Chun-Tien / チェン・ジュンディエン / 4min.

Tata Cuts Down the Timescape / ター爺さん、時間を切る
  Chen Chun-Tien / チェン・ジュンディエン / 6min.

((( OTO )))
  atsuko uchiyama / 内山 涼湖 / 18min.

Jouhatsu Letters - Johan⇔Kudo (in progress) / 蒸発書簡
  Masa Kudo & Johan Chang / 工藤 雅 & 張若涵 / 15min.

Monochrome Radiance / 単色照明
  Hsu Chun-Yi / シュー・ジュンイー

Bi-Kei / 微景
  Tatekawa Kiyoshiro / 立川 清志楼 / 7min.

My room moon
  Nozomi Hirai / 平井 望 / 3min.

Deadline / 死線
  Daz Yang / ヤン・ヨンシュエン / 1min.

Program B

False Expectations (in progress) / (不)期待傷害
  Erica Sheu / エリカ・シュー / 7min.


  Hiroshi Shirouzu / 白水 浩 / 6min.

ave Walls. Eyes have Doors / 耳ニ壁アリ目ニ障子アリ
  Ippei Nakao & Karu Miyoshi / 中尾 一平 & 三好 彼流 / 5min.

One Two Three / ワン・トゥー・スリー
  Yukiko Nishino / ニシノ ユキコ / 8min.

Parallax / 視差
  Hsin-Yu Chen / チェン・ションイー / 8min.

1-2(2-1)
  An Hsu Hung / ホン・アンシュー / 5min.

in the autumn of 2009 / 2009年、秋の会話
  Kisawa Koki / 木澤 航樹 / 20min.

Light year return / 1億光年キロ
  Seiichiro Okuma / 大熊誠一郎 / 10min.

Koigokoro II / 恋心II
  Anna Fujii / 藤井アンナ / 5min.

Flamegazing / 火を観る
  Yen Wang-Yun / イエン・ワンユン / 8min.

Program C

Reflection / 光が私の目を刺す
  Irene Lin / リン・ウェンリン / 6min.

Presence Undefined / 未定義な。存在
  Lichun Tseng & Lam Lai / ゾン・リージュン & リン・リー / 15min.

The Color Speaks / 色がこちらに語りかけてくる
  Aiko / あいこ / 6min.

nonsense diary / 東京デタラメカメラ日記
  MIKIHARUKA / 三木 はるか

Lockdown Boy ③-Come again- / ロックダウンボーイ③-またきてね-
  Kenta Yamaguchi / 山口 健太 / 10min.

Silent Noise room / 聴視空間
  YoruHa / 5min.

Political mysophobia / セイジミゾフォビア
  Johnny HUNG / 8min.

The Night Surge / 夜の騷ぎ
  Hsu Hai-Wen / シュー・ハイウェン / 5min.

100 Years / 百年
  Kenji Kadowaki / 門脇健路 / 5min.

Daytime Cycle Noon
  Takaki Matsuda / 松田 天樹 / 4min.

※上映順は上記のものとは異なります。
※タイトル、上映時間等に変更が生じる場合があります。



作者コメント

The Silence of Sirens (in progress) / セイレーンの沈黙
ある種のイメージの発生学を想像してみる:セイレーンが画面の表面の後ろで警報を唱えている。点滅する波の下で都市は徐々に沈没し、次第にぼやけてくる。二枚貝は気泡を吐いて漂い、気泡からは蜃気楼がほとばしる。人魚は泡になり、だんだん暗くなり、世界は球体の中で旋転する。
*本作はセイレーン・プロジェクトの二本目となる短編で、プロジェクトは継続して発展中。

△ (in progress) / △
惑星探査隊が地球に到着し、△計画を実行した。時間波形のスキャン技術を用いて、地球全体のデータを取得するのだ。その中身は地層や、海洋、気候、種、および人類の過去の集団潜在意識、並びに地球文明消失の原因解明にまで及ぶ。この資料映像は、△計画データ投射の圧縮解除のためのものである。

protein / タンパク質
それは人類にとって、救世主となるのか、それとも・・・。

Tata Picks Up the Landscape / ター爺さん、風景を拾う
キドラット・タヒミックが空っぽの携帯を手に台湾へやって来た。台湾にいる間、彼は何処でも常に携帯で記録し、去る前夜には、メモリーはもういっぱいになった。彼はこれらの素材を私に託した。私は膨大で雑多な素材との対話を試みる。

Tata Cuts Down the Timescape / ター爺さん、時間を切る
キドラット・タヒミックは台湾北部にある有名なUFOの聖地を訪れる。突然何か不思議な力を受け、彼は50年前の自分との間にある種の共鳴を得る。大航海時代と拭えない植民主義、西方と東方、フィリピンと台湾、今のター爺さんと若いター爺さん、境界はぼやけ、情勢は曖昧になる。

((( OTO )))
友達のオトと言う名の男の子に「オオカミになりに行こー」と誘われ
居合わせたターザンと一緒に、山を登り岩の上で3人で吠えた。
そこから音開きの旅がはじまる。

Jouhatsu Letters - Johan⇔Kudo (in progress) / 蒸発書簡
2021年、コロナ禍で互いに往来が難しい中で、日本と台湾に住む映像作家は、相手から送られてきた映像の音や画を引用して返信するというルールで往復映像書簡を始めた。どこかへ逃避したいという蒸発の願望から日常の旅をしていた二人は、お互いに心象風景を交換しながら新しい実験を試みる。

Monochrome Radiance / 単色照明
列車が駅に入り、花火が光る時、人々はシャッターで世界のシワの端を測定する。すべての過ぎ去った時間は、ブラックホールの眠りに合わせて消え、静止した単色の壁画にと変わる。毎回の記憶は何かを思い出すわけでもなく、ただ偶然にその局部を照らすだけだ。暗い部屋における、静電気の火花のように。

Bi-Kei / 微景
被写体と光と時間の推移、固定カメラで撮影した画像に音響を追加。
微妙に変化する表層と音響を体感する作品。
映像から単一の意味しか受け取れないならば、その映像はまさしく無意味となるだろう。
そこに作家の意図など到底及ばない世界が広がっていなければ作品として成立しない。
映像は決して記号では無い。記号から遥かに、あふれ出てしまう。
あふれ出たものこそ、映像の個性であり本質である。映像は言葉に逆らう。
言葉をはねのけ、映像が自立するときこそ、作品が完成するときだ。

My room moon
空を、水中を。私の両の球は泳いだ。闇から光へ。無から有へ。角から球へ。
水を感じる。私の鼓膜を揺らす波動も。
一体私は何処から来たのだろう。この精神を育んだのは何奴か。
これに対する私の思考は空と水中を彷徨い、結果、球を見つけた。
見つけたのではなく現れた。眩く多色の閃光を放つそれは、私の心身を照らし、透過し、暴いた。
私は水の中へと逃げ込んだ。屈折した光は私には届かないだろう。
しかしそれが全ての始まりの一手となった。
これはあの閃光の温もりを知るまでの、私の成長物語第一巻。

Deadline / 死線
また来る30日、毎日がデッドライン。

False Expectations (in progress) / (不)期待傷害
女の子は満月に願いを込める。ドキドキ、キラキラした気持ちをもう少し心に留めておけますようにと。すると、次の日の昼、月の精が彼女のカーテンの隙間から部屋に入ってきて、こっそり人形に替わり、彼女に寄り添うのだった。
本作は本来3スクリーン・16ミリフィルム投影の作品。


終わりの始まりと始まりの終わり。知らず知らずに連れていかれる感覚。ゆるやかに絶命する事と眠りに至る過程は似てるかもしれません。

ave Walls. Eyes have Doors / 耳ニ壁アリ目ニ障子アリ
有象無象に紛れて部屋は生き、私たちの体と感情はバラバラになる。母性に媚びるなど迷惑千万。
ある日それは現れ、触れる間も無く消えてゆく。
懐かしい気持ちも置き去りに。
身体表現を用いつつも無機質さを意識して、部屋に閉じ込められた感情の拠り所を模索しながら制作しました。ストップモーションです。
パフォーマンスアーティストの三好彼流との共作です。

One Two Three / ワン・トゥー・スリー
リズムから外れてはいけない。ここに居る人々は現実に存在しているのか、もしくは存在していないのか。

Parallax / 視差
外界から自分をアンカリングする過程。

1-2(2-1)
フレームの観察を続けながら、運動と制御不能の間で、極端にコントロールしたいという欲望を実行しようと試みる。

in the autumn of 2009 / 2009年、秋の会話
世の中で彼だけができることと、いつだって瀬戸際の社会で交わされてきた会話の記録。

Light year return / 1億光年キロ
運命という言葉は嫌いだ。この文が何度も利用されていることは承知の上だが、嫌いなものは嫌いだ。
ただ振り返るとどうしてもロジックで説明できなものも確かにそこにある。そのどうしようもない状況に私は悶々とする。
世界は常にカーブを投げ続けてくる。あたふたせずにただ走りたいものだが。
流星が地球に落ちる瞬間を目にすることはあるだろうか?生きている間に一度はあってほしいものだ。

Koigokoro II / 恋心II
「仕草」として感情的に眺めた動作を、純粋な「動作」として再認識するように実験する。

Flamegazing / 火を観る
再発見したホームビデオテープ、2つの葬式。

Reflection / 光が私の目を刺す
妹の一本のフィルムが、映像と故郷に対する私の想像力を動かした。写真は人の性格を表すとよく言われる。しかし私たちが互いの眼差しに介入しようとするとき、わたしたちが写真を記憶の手段のひとつと捉えないとき、2人の共有する風景を改めて一本の映画にしようとしたら、この繋がりは同じ場所にいる私たちをどこへ連れて行くだろうか。

Presence Undefined / 未定義な。存在
本作は7本の小さな音声映像の作品集である。いつ上映するにあたっても、順序を問わず上映することができる。この作品はひとつの芸術実験であり、視覚と聴覚のレイヤー、色、協調、調性、触覚、元素と空間の異なる反応を探るものである。その共有する芸術語彙の交差と交錯は、この二つの芸術世界の対話と不確定性の微妙な出会いを刺激する。映像は16ミリ映像の創作と実験で、音声は現場での録音と電子音源を使っている。

The Color Speaks / 色がこちらに語りかけてくる
ランダムなアニメーションが、こちらを平面の向こう側に連れて行こうとする。

nonsense diary / 東京デタラメカメラ日記
カメラマンの滝本淳助さんと一緒に映画を撮りました。三木はるかとは親子ほどの年の差があります。ちぐはぐな二人で何をやる?何ができる?滝本さんはフィルムカメラの使い手で、三木はるかはビデオカメラを持ち歩くことが多め。二人で同じ場所に行ったらそれぞれカメラに収めるものはおんなじ?ちがう?愛機を手にお出かけしました。さて、どんなものが撮れているでしょうか。または、撮れていないでしょうか。

Lockdown Boy ③-Come again- / ロックダウンボーイ③-またきてね-
コロナ禍によって自身が受けた抑圧的な感覚や感情を、作者自らがカメラの前に立ち演じることで、コロナ禍という現象そのものを表現しようと試みた「ロックダウンボーイ」シリーズの第3弾。
俺は俺の意思で俺を俺の中に幽閉している。一緒にいた人は誰もいなくなってしまったけれど、皆きっとまたここに来ると思う。俺もまたここに来る。

Silent Noise room / 聴視空間
聴覚及び視覚による映像体験を試みる。

Political mysophobia / セイジミゾフォビア
不満はあるのか?近所に対する不満がある!あそこの定食屋の値上がりに不満がある!台風で大雨なのに会社に行くことも不満!社会に、出来事に対して不満がある!ある!!あるんだよ!!!それ、根本的に解決するなら●●じゃないの?
●●がダメだからじゃないの?●●と言っちゃいけないのか。
●●を避けられるもんなのか。

The Night Surge / 夜の騷ぎ
温度、人体、熱さ、冷たさ:関係の力と現代の詩のこれまでにない結合。

100 Years / 百年
100年くらい経つとさすがにいろんなことが一巡するのだなあと思う今日この頃です。

Daytime Cycle Noon
コンクリートだらけの都会で生活をしていると、どうしても自然を求めてしまう。かといって旅行に行ってシャッターを切ったりしても写るのはいかにも日本の田舎の風景といった感じでどうも求めているものとは違うのだ。絵画のような自然の風景を自分の映画に取り込みたいと思って作った。