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No.1082 グラウンド・レベル・シネマ Vol.5.5
2025 6/7 Sat., 6/8 Sun.

      タイムテーブル

    日付 6/7(Sat) 6/8(Sun)
    14:00 A C
    15:45 B A
    17:00 C B
  • ※ 自由席/入れ替え制

    • 会場 Venue

    • イメージフォーラム3F「寺山修司」
      東京都渋谷区渋谷2-10-2
      TEL. 03-5766-0116
    • Image Forum "Terayama Shuji"
      3F, 2-10-2 Shibuya, Shibuya-ku, Tokyo
      TEL. +81-3-5766-0116

      当日受付 Door

    • 1プログラム券:一般700円/会員500円
    • 3プログラム券:一般1,500円/会員1,200円
    • 1-Program Ticket: General ¥700 / Member ¥500
    • 3-Program Ticket: General ¥1,500 / Member ¥1,200

    • ご来場のお客様へ
    • ・満席の際にはご入場をお断りする場合がございます。あらかじめご了承下さい。

    • 主催:グラウンド・レベル・シネマ運営委員会
    • 共催:イメージフォーラム
    • 協力:株式会社ダゲレオ出版

  • 今、あしたって言っちゃった

    今、あしたって言っちゃった / Happen to say tomorrow

  • 初

    初 / Seed

  • レプリカ 継続中

    レプリカ 継続中 / Replica Continues

  • アジア情報局

    アジア情報局 / Asian Intelligence Bureau

  • 未命名のカルナック計画

    未命名のカルナック計画 / Untitled Carnac Project (work in progress)

  • Taphophobia

    Taphophobia

  • おばあさん仮想 I

    おばあさん仮想 I / The Grandmother Epithesis I

  • 素人の修復

    素人の修復 / Amateur Restoration

  • 2-2

    2-2

  • Simulacra

    Simulacra

  • ロサンゼルス:新書#1-8

    ロサンゼルス:新書#1-8 / Signatures #1-8, Los Angeles

  • 道にて

    道にて / On the Road

  • 肉屋のように - 01

    肉屋のように - 01 / Like a Butcher - 01

  • キンコンキン

    キンコンキン / Mycorrhizal Fungi

  • ネオ黙示録

    ネオ黙示録 / NEO Apocalypse

  • シジフォスの弟子

    シジフォスの弟子 / Disciples of Sisyphus

  • ガラガラの夢

    ガラガラの夢 / GARA GARA

  • 結婚しない水行十日陸行一月

    結婚しない水行十日陸行一月 / Don't laugh at my romance

  • 他人の情景

    他人の情景 / The Othered Scene
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  • 猫腫瘍

    猫腫瘍 / Stray Cat gets Cancer

  • Q4. (2023)

    Q4. (2023)/dt>

  • X Shade

    X Shade

  • Obscure

    Obscure

  • Interjection

    Interjection

  • 現像 #2

    現像 #2 / Developing #2

  • 類もまれな断片の壮麗

    類もまれな断片の壮麗 / Magnificence of Unparalleled Fragments


  • flyer



  • イントロダクション

    2020年代に新たなインディペンデントシーンを作るべく、日本と台湾のfresh!!!な映像作家たちが国境、世代を超えて作品を上映するリアルイベント<グラウンド・レベル・シネマ>

    「あっ・・えっと、初めましてですよね?ひょっとして何処かでお会いしました?初見さんですか?もちろん大歓迎です。いくつかって?いくつに見えます?えー、そんなに大人っぽく見える?実は5歳なんだ、見えない?ホントだよ〜、生まれた時はコロナでみんなマスクしてたよね。何やってる人かって?映画作ってるの、いろんな人が集まって。いろんな人がいるよ、国籍、民族、世代を超えて集まった上映集団、カッコよくて言えばシネマコレクティブって事になるのかな?名前?まだ言ってなかったっけ?私の名前はグランド・シネマ、日本と台湾の個性が溢れてる作家がたくさん集まってます!親愛なる世界の皆さんを奪いにきました、五年ぶりに自己紹介しました!」(グラウンド・レベル・シネマ運営委員会)

    ※各日とも、3プログラム上映終了後に日本側作家によるアフタートークを行います。


    Program A (8作品70分)


    今、あしたって言っちゃった / Happen to say tomorrow
    藤井アンナ / Anna FUJII // 20min.
    川柳作家の嶺脇ルイさんによる川柳作品「竹とんぼ 風は明日を 連れてくる」を受け取り、言葉の表現を別の表現に変換する企画に沿って制作した作品。「明日」は抽象的だが、それを発表することに挑戦した。知人に街を案内してもらった。寒くなったらまた訪れようかと考えている。また案内してもらえるかどうか。

    初 / Seed
    曾莉珺 / Lichun TSENG // 10min.
    光、それは抽象的であれ具象的であれ、生態系における重要なエネルギーだ。16ミリフィルムで自然を捉え、微視的な視点から観察し、ゆっくり一瞬を記録し、身体の導くままに、内外の自然の音に耳を傾ける。
    映像は露光の瞬間に生まれる。自作の環境に優しい現像液を使ってフィルムを現像する。新月や満月のとき、感光乳剤を作って塗り、光害のない公園を露天の暗室にする。日の出と日の入りの間に音声を収録する。「自然な自然」を観察し、その過程での発見が、創作の思考要素や可能性となっていく。


    レプリカ 継続中 / Replica Continues
    内山尚久 / Naohisa UCHIYAMA // 9min.
    2024年バイデン政権下、WHOと共に全世界で行われていた人体実験は、2025年トランプ大統領とロバート・ケネディJr.米厚生長官の誕生と共に終わろうとしている。ただ、残念ながら日本でのお菓子のキャンペーンはまだまだ継続中である。

    アジア情報局 / Asian Intelligence Bureau
    雪克 / Shake // 7min.
    すでにある映像を用いてフェイク日記映画を綴る。音声と映像が時に呼応し、時に矛盾し、平行する物語を織り成していく。音声は、ある女性がもう一人の女性との間の同性愛を語っていて、映像は、大きな敵に備えるかの如く、男たちが様々な軍事訓練を行っている。テキストは50〜60年代の台湾のニュース映画と通俗な恋愛小説からサンプリングされ、歪んだ反共神話のコラージュを作り出している。

    未命名のカルナック計画 / Untitled Carnac Project (work in progress)
    陳省聿 / Hsin-Yu CHEN // 8min.
    表面 ― 風景の表面、石の表面、身体の表面、映像の表面。私は、私たちと映像との距離に興味を持っている。私たちはどのように映像の距離を測り、映像はどのように世界を測るのか。技術的なものや感性を通じて、視覚的、心理的、触覚的、映像的な広がりについて考えたい。
    19世紀初頭、イギリスの科学者フランシス・ロナルズは、写真のように精密なトレースを可能にする機械を発明し、フランスのカルナックに赴いて、その機械で先史時代の巨石群を描写した。私はそれに基づいて、2023年から創作計画を展開した。


    Taphophobia
    ムラカミロキ / MurakamiLoki // 9min.
    Improvisation Noise Band "3CO2(SANCOTSU)" Newest Music video.

    おばあさん仮想 I / The Grandmother Epithesis I
    郭立貞 / Lichen K // 3min.
    おばあちゃんの存在意義とは何だろう?生物学者の「おばあさん仮説」(The grandmother hypothesis)は、私たち自身のおばあちゃんを理解する助けになるだろうか?本作は、フィルムの現像や編集の実験を通じて、found footageを再加工し、映像文化が構築したいくつかの祖母像を初歩的に検証しようと試みる。

    素人の修復 / Amateur Restoration
    蕭仲甫 / Chung Pu HSIAO // 4min.
    余暇の時間を利用し、小津安二郎監督が1962年に撮った映画『秋刀魚の味』の予告編に非公式な個人的デジタル修復を行った。

    Program B (9作品82分)


    2-2
    洪安旭 / An Hsu HUNG // 5min.
    以前の「フレーム」をテーマにした創作の核心を引き継いだもの。フレームとフレームの間が絡み合う。記憶、時間、感知、情感、無意識の瞑想、連想と幻想。

    Simulacra
    白水浩 / Hiroshi SHIROUZU // 5min.
    世の中、偽物ばかりで困りますね。だけど本物ってあるんですかね?この作品をあの偉大な作家に捧げます!(勝手に)

    ロサンゼルス:新書#1-8 / Signatures #1-8, Los Angeles
    徐璐 / Erica SHEU // 18min.
    友人のワークショップで8折1冊の手作り糸綴じ本を制作してから、最近ロサンゼルスにいる気持ちを描いたり、書いたり、整理しはじめた。毎日通勤で渋滞する高速道路、なぜ私がロサンゼルスの映画を撮らないのかと聞く友人、ベランダで喫煙をはじめた事などが、当時の脳内の動きである。

    道にて / On the Road
    木澤航樹 / Koki KISAWA // 8min.
    男の答えを待つことしかできない。
    もし男に、この身体があったなら。


    肉屋のように - 01 / Like a Butcher - 01
    吳梓安 / Tzuan WU // 2min.
    最近、友人からいくつかのフィルムをもらった。中にはエロ過ぎたり血なまぐさ過ぎたりして、処分されたものもある。それらをつなぎ合わせてみる。

    キンコンキン / Mycorrhizal Fungi
    内山涼湖 / Atsuko UCHIYAMA // 17min.
    中山ヒロキと仲間達が、作り出す音楽空間。伊勢二見浦の松林にある海岸で行われたシリーズ中に、ワンカットで撮影。今その時を鑑賞し、どんなネットワークが作り出されるのだろう。

    ネオ黙示録 / NEO Apocalypse
    Johnny HUNG // 13min.
    これは神という「モノ」を否定する作品ではありません。神が残した言葉は何千年にもわたって現代に伝わってきました。しかし、それは本当に神の言葉なのでしょうか。解釈によっては何も伝わらないこともあれば、時には私を導いてくれることもあります。では、すべての言葉が神のものであれば、いくら変えても神の言葉として成り立つのでしょうか。アーメン

    シジフォスの弟子 / Disciples of Sisyphus
    山口健太 / Kenta YAMAGUCHI // 10min.
    シジフォスは神々をに度も欺いた罰を受けることになった。罰として山の頂上まで巨大な岩を上げるよう命じられた。
    あと少しで山頂まで届くというところで、岩はその重みで転がり落ちてしまう。
    シジフォスは永遠にその苦行を繰り返している。
    俺はまるでシジフォスの弟子のような生活を送っている。


    ガラガラの夢 / GARA GARA
    工藤雅&張若涵 / Masa KUDO & Johan CHANG // 4min.
    引っ越したばかりの東京の部屋と、もうすぐ退去予定の台北の部屋。海を隔てた2地点から期限切れのRT200シングル8フィルムを使用し、多重露光した作品。
    あの日の夜明け、眠る彼女の口から映写機のガラガラと鳴る音が出た。
    部屋はひっそりと耳を澄ませる。


    Program C (9作品69分)


    結婚しない水行十日陸行一月 / Don't laugh at my romance
    三木はるか / MIKIHARUKA // 12min.
    「水行十日陸行一月」は『魏志倭人伝』に書かれた、ある地点から邪馬台国までの距離を指すことば。「船で十日、さらに歩いて一月」「船で十日、あるいは歩いて一月」「一月は一日の書き誤り」など、その解釈を巡って邪馬台国がどこにあるのか定まらないのだとか。結婚する/しないという決断も、三木はるかにとっては邪馬台国探しと同様の不確かさを、絶えず孕んでいるみたい。

    他人の情景 / The Othered Scene
    閻望雲 / Wang-Yun YEN // 7min.
    歴史調査によると、疫病が爆発した時、島は戦後の過渡期であり、多くの現地人はコミュニティーの動員を通じて突然の災難に対応した。
    長い年月を経て、カメラを携え、海辺から島中央の山間部へと向かいつつ、道すがら記憶の中の白い土を探す。春の疫病という幼少期の経験は、不確かな言語の同一性を含んで、音声と映像を互いに導きながら、徐々に人々がかつて到達した場所へと近づいていく。


    猫腫瘍 / Stray Cat gets Cancer
    松岡徹 / Toru MATSUOKA // 14min.
    近所の野良猫が病気になり、捕まえて病院へ連れて行きました。
    猫と私たち家族との濃密な時間が始まりました。


    Q4. (2023)
    ワン イチェン / Yijean WANG // 9min.
    次のお正月を迎える前、もうひとつのお正月が先に来た
    ハッピーディワリ!日々が花火のように咲いて、散って、消えるまで繰り返した


    X Shade
    平井望 / Nozomi HIRAI // 3min.
    影はどこへ行ったのだろう。
    私はどこへ行くのだろう。
    何が私を照らしているのだろう。
    輪郭も掴めなくなってしまった。削ぎ落としたのか白く飛んでしまったのかさえも。
    陰影に引っ張られ、私は月に喰われて同期していく。


    Obscure Observation
    松田天樹 / Takaki MATSUDA // 3min.
    ピンホールレンズを通して捉えた森の映像と、CGによる光のシミュレーション。焦点を持たないピンホールの映像は、風景を柔らかく歪ませ、像の生成をあいまいにする。やがて像は分解され、粒子として拡散し、回折する──ピンホールをスリットとして捉えることで、光の性質を可視化する試みです。

    Interjection
    ニシノユキコ / Yukiko NISHINO // 5min.
    私の祖父の話です。祖父は生前、「おい」と言って、よく奥の自分の部屋から私達を呼びつけました。「おい」とよく呼びつけて、かつての「大東亜共栄圏」の構想を、日本軍の矛盾を、話したりしてました。

    現像 #2 / Developing #2
    許岑竹 / Tsen-Chu HSU // 6min.
    前作『現像 Developing』に続く小さな実験。制作過程で、私はこの奇妙な視覚体験を楽しんでいた。良く考えれば、これとE6カラーリバーサルフィルムの現像での最初の現像液の効果との間には、妙に似たところががある。

    類もまれな断片の壮麗 / Magnificence of Unparalleled Fragments
    立川清志楼 / Kiyoshiro TATEKAWA // 10min.
    写真と動画の関係性について考察し写真とは何かを探求する作品。
    写真とは一見静止した時間のようであるが、本来、動的平衡の状態ではないか?写真とは過去と未来、真逆の時間が同時に流れてる状態ではないか?
    世界を静止させるはずの写真の流動性を抽出する。また音楽を加えることで新たな時間の発生を探求する。



    ※タイトル、上映時間等に変更が生じる場合があります。