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さわれる映像=テレビゲーム
黎明期の工夫に学ぶ 桝山寛 公開レクチャー このプログラムは、メディア・プロデューサーの桝山寛によるテレビゲームに関する公開レクチャーである。 桝山寛はインタラクティブなマスメディアとしてのテレビゲームを捕らえた画期的な論考で大きな反響を呼んだ「テレビゲーム文化論」の著者である。また、2000年ロッテルダム映画祭「トーキョー・テクノ・ツーリスム」やチューリッヒでの美術展「GAME OVER」などが海外でも有名であり、操作感が印象的なNINTENDO64DDのゲームソフト「巨人のドシン」の制作、ICCでの企画展「信用ゲーム」やPCゲームの「マネースマート」など、実に様々な立場でメディアとしてのテレビゲームに関わってきた。テレビゲーム黎明期のハードやソフトの貴重な画像や、メディアが勃興する時に特有な数々の逸話を楽しんでいただきたい。 テレビゲームが好きな人はもちろん、デバイスやツールとしての存在を越えた感のある昨今のゲーム事情を研究してみたい人には絶好の機会となるであろう。映像作家やメディア・アーティスト、ゲーム・クリエイタ−(もちろんプレイヤーも)の垣根を越えて、”さわれる映像”に興味のあるすべての人たちによい刺激を与える機会になればと思う。(澤隆志) ●もう一つの映像史 世界初の商用テレビゲームは、1971年にアメリカで発売された、『コンピュータスペース』です。それから30年余、今では映画を超える市場規模の大エンタテインメント産業へと成長しました。『ポケットモンスター』や『ファイナルファンタジー』といったヒット・シリーズは、日本はもとより海外でも圧倒的な知名度を誇り、日本を代表するソフト・コンテンツといっても過言ではありません。しかし、プレイヤーの人口が多い割には、それを「作る」側から見る機会は、まだまだ少ないと思われます。 今でこそ、ロールプレイングやアドベンチャーなど、いくつかのジャンルが確立していますが、テレビゲームが進化する過程には、どういう工夫や発見があったのでしょうか。 それを知るために、1950年代〜1970年代というテレビゲームの黎明期にさかのぼってみたいと思います。そこには、テレビ、コンピュータという技術的要素、軍需産業やベトナム戦争という社会的要素、アメリカで作られ日本で改良された文化的要素など、現在の隆盛からは見えにくい、黎明期ならではの逸話に満ちています。 このレクチャーでは、メディアとしてのテレビゲームがたどってきた歴史の初期に焦点をあて、「もうひとつの映像史」の一端をご紹介します。30年前の映画が、今でも充分に楽しめることは皆さんご存知と思われます。では、30年前に作られたゲームは、はたしておもしろいのでしょうか。そして、それは最近のプレステ2やゲームボーイアドバンスのソフトとどうつながってくるのでしょうか。ゲームをプレイされる方も、まったくされない方も、映像メディアにご興味がある方ならどなたでもお楽しみいただける内容を考えています。また、プロデューサーとして桝山が手がけた最新作品も併せてお見せします。(桝山寛) 桝山寛(ますやま・ひろし) メディア・プロデューサー 81年:慶應義塾大学卒業後,ニューヨークのThe School of Visual Artsで映像制作を学ぶ. 83年:帰国.フリーのディレクターとしてテレビ/ラジオ/ゲームの制作を行う. 96年:株式会社ダブ 設立 代表取締役就任. 主な仕事:『マネースマート ほしい物を手に入れる方法教えます』(書籍/角川書店),『マネースマート』(PCゲーム),『テレビゲーム文化論』(講談社現代新書)など |
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スペースインベーダー
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開催日時 12/15 2:00-5:00 受付 料金2,000円 (当日お支払い下さい) 定員50名 (下記の電話かE-MAILで事前にご予約下さい。 定員になり次第締切となります。) TEL: 03-5766-0116(イメージフォーラム) E-MAIL: sawa@imageforum.co.jp |
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