国内外の映像アート作品の上映、レクチャーを定期開催。古典的名作 から、最新の実験映画まで

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2004/5/16,5/23,5/30,6/6
ヤング・パースペクティヴ2004

主な作品コメント
pastrale●私は絵画を見るときにその絵の世界にいることを想像する。この1枚の先に広がる世界に思いをはせる。そんな時、私の心の中で静止していた絵の世界が動き出すのだ。そんな心象風景を映像化した。
兎の刻印●舞台は小学校、テーマは自分自身と戦うこと。反発心から生れたこの作品を作ることで、初めて私は自分自身と戦い、対話することができた。明日の自分が描けない、自分が誰なのか認識できない、境界線を越えられない、そんな想いを自分の幼いころの記憶に乗せて表現しました。
WORKMEN●ヤツらの仕事は自家発電!男はやっぱり肉体労働!!電気があれば何でもできる!!!「仕事」をテーマにした実写アニメーションです。
ヘコヒョン7●本作品は謎のジャンル"ヘコヒョン"を考察するTVショー「ヘコヒョン7」を舞台に繰り広げられる5分間に凝縮された"微細な煌めきへの関心の無限連鎖"によるビジュアル・ビート・スペクタルである。
多次元トラベル●3DCG、2Dアニメーション、実写を合成して新しい映像表現を作ってみたかった。物語のテーマは「日常生活の中にある孤独」です。私がもっとも生活の中で孤独を感じるのは電車に乗っている時なので舞台を電車にしました。
unconscious●unconsciousは人間の無意識の構造を、カールユングの個人的無意識と集合的無意識の理論を基に私なりに解釈し、映像化したものです。主人公の心の旅を主題に、5つのアニメーションを1つの画面上で再生することにより複雑にからみあっていく主人公の心理的葛藤と、人のもつ無意識の階層を表現しました。
瞬き●父が撮った幼い頃の私の写真。「この一瞬レンズを見つめた記憶」のない記録たち。あるべきはずの記憶の瞬きが、そこにあった。現在私は、父を撮り続けたカメラのファインダーをのぞいている。父の視点、忘れてしまった私の視点、現在の私の視点をめぐる。
ゆきどけ●雪に覆われた大地は目が眩むほど真っ白で、だけどその雪が少しとければ真っ黒な土がかおを出し、様々な生命がやっぱり動めいている。
RAIN FILM●広島拘置所にいる父、ベットに横たわる裸の男。女はヒロシマの断片的な夢を見る。拘置所の壁際で夢は終わる。女の心は雨が降っている。父に思いをはせ文字を綴る。男は女の支えであり、女は男の支えでもある。
プエルトリコとボクの空●男と女2人の赤ちゃんは生まれてすぐに、ロッカーにすてられた。同じ時期に、運命のように隣同士に。2人の赤ちゃんは、お互いの泣き声の変化をききながら、いろんな時間の経過とともに動く感情の変化をおいながら、死んでいった。そして、その記憶をもつ2人。その記憶は、2人とも見えないところにひそんでいる。コインロッカーのような閉鎖的な集合住宅にすむ2人もまた隣同士に。
包帯人間●誰しも人の意味を見失う時がある。しかし、自分の家族を思い出せば、人の意味を見失うことはないだろう。
はらわたのはらわた●人間の苦しみは、よりよくありたいと願う自身の姿とありのままの自身の姿とのギャップ「虚実の狭間」にある。フィクションなのか、ノンフィクションなのか、語られるエピソードは誰のものなのか。私が制作したという事以外、全てを伏せ、あらゆる虚実を持って「食べなければならない事」「女である事」「私である事」の痛み描いた。
人たちきらい●この2年ばかり、自分の生きてきた時間について考えてきた。死ぬことを考える間もなく時間だけは過ぎていた。結局、僕はその時間にも生きていて、生きていた時間は60分という形で残されたわけである。
時路端 完全版●"時路端"(ときじばた)とは流れ行く時間の道端という意味での私の造語です。人と共有可能な時間の感覚(時計等で計り知る概念の時間の感じ方)とは全く別の超私的な時空間の感じ方に問題意識を置いて追及して制作しました。そこには私達が生きて行く時間の中で見つけられる感動、感性を研ぎ澄ませる事で観念に捕らわれない「時」の価値がつまっていると思う。
FILM-FILM#2●物質性のある映像媒体としてのフィルムに興味があり制作した作品。8ミリ、16ミリ、35ミリなどの映画フィルムの残骸や、透過性のある物質、ない物質をランダムに配置し、密着焼き、自家現像で制作した。既成のフレームから開放された映像は、光と影の独特なリズムを奏でながら、スクリーンを流動する。
THE BLIGHT ON LEAF●「BLIGHT」の単語に@黒穂病、べと病A悪影響B荒廃などの意味がある。この作品には、これらの意味が当てはまる。フィルムには、自家現像の過程で出来たムラや傷があり、さらに8ミリから16ミリへブローアップしたしたときに付着した毛やホコリ、そしてブレが・・・。それは1コマ1コマの葉に付着した病気である。
アニーをけっとばせ!●毎日が同じ景色ばかりで飽きてしまい、それを変えて遊んでみようと思ったのがきっかけでした。この作品の主人公は制作者2人の不満や理想がダイレクトに反映されていて大変な空想にひたっています。でもそのような行為をすることによって、いきいきと暮らす力になるのであればけっこうな事だと思います。
毎日MEET●静止画である絵の中に内在する記憶を見ている人が、その生成の場(産まれて・提示され・朽ちてゆく)に立ち会っているように感じさせたいと思い映像を制作しました。そうやって産まれてくる一連の連鎖は、寝て・食べ・呼吸し・すぎてゆく、毎日の時間という生き物のようです。
縁結びの神様●被写体である人物を断定的に捉えない事で、見る側の想像力がその余白を埋め、他者の所作に共感できたらという願いを込めた。カメラの外では、それぞれの被写体同士に直接的な交流はないが、モンタージュによりそれぞれのイメージが継がりを持ち得るという事に、見えない縁の可能性を想う。
traffic●当面の目的は映像を視覚だけでなく身体全体で経験するということである。道路を走る車から撮影し、変形スクリーンに投影する。そうすることで道路標識は指標としての意味も、交通としての意味すらも失ってしまう。残されるのは、白と黒、映像の原点である光と影だけである。光と影にまで収斂された映像は、奥行きのある変形スクリーンを介することで、単なる抽象化というレベルの枠を越え体感という新しいリアリティをともなって見る者に迫る。
ゆきどけ
journey to yourself
受付(各回入替制)
当日900円/会員600円/3回券2000円

上映作品
プログラムA JOURNEY TO ANIMATION

FANTASTIC CELL 水江未来/ビデオ/7分/2004
pastrale 仁田美帆/ビデオ/3分/2003
兎の刻印 山口安紀子/ビデオ/3分/2003
WORKMEN 武藤浩志/ビデオ/2分2003
journey to yourself 遠藤千咲/ビデオ/4分/2003
ヘコヒョン7 カワイオカムラ/ビデオ/5分/2003
多次元トラベル 岡崎正春/ビデオ/7分/2003
Systematic !
柘植成文/ビデオ/6分/2003
「国歌」/「キミガヨ」 工藤幸平/ビデオ/4分/2003
unconscious 鎌田笑実/ビデオ/6分/2003
瞬き 佐竹真紀/ビデオ/8分/2003
ゆきどけ 大山慶/ビデオ/7分/2004

プログラムB 躯の文法
空をみる。
 4+(森山開次+ミヅノユウスケ+小澤怜+竹田真梨)
 ビデオ/4分/2003
RAIN FILM 伊藤英洋/8ミリ/18分/2003
ゆぶぶゆぶ 脇克典+竹谷嘉人/ビデオ/5分/2004
プエルトリコとボクの空
 禧久小次郎/ビデオ/29分/2003
包帯人間 内田達也/ビデオ/6分/2003
はらわたのはらわた 瀬戸口未来/ビデオ/6分/2003

プログラムC イニシエーションの部屋
人たちきらい 鈴木野々歩/ビデオ/60分/2003
The Miracle 村岡由梨/16ミリ/18分/2003

プログラムD フィジカル・ドキュメンタリー
極東のマンション 真利子哲也/8ミリ/32分/2003
RUSH 井内雅倫/ビデオ/31分/2004

プログラムE リビング・ルーム
時路端 完全版 中西亮介/ビデオ/8分/2004
ホットケーキの上のアイスクリーム
 アラモミマリコ/ビデオ/10分/2003
THE FOCUS 佐竹真紀/ビデオ/2分/2003
ZEBRA 蔵岡登志美/ビデオ/20分/2003
飽くまで晩夏のエピソード
 
佐藤順子/ビデオ/15分/2003

プログラムF THINKING ON THE BLIGHT
FILM-FILM #2 大島慶太郎/16ミリ/4分/2004
thinking on riverside 内田匡/ビデオ/11分/2003
the transparency 内田匡/ビデオ/11分/2003
マンモグラフ 山根千枝/ビデオ/7分/2003
THE BLIGHT ON LEAF 吉永晋吾/16ミリ/7分/2004
アニーをけっとばせ!
 TENINIS STAR & THE SPANISH ORGANS
 /ビデオ/6分/2003
松山由維子/ビデオ/5分/2003
毎日MEET 高橋慶/ビデオ/24分/2004
Rose garden Table Labo/ビデオ/4分/2003
縁結びの神様 樋口裕一/ビデオ/10分/2004

インスタレーション
Oedipus・Complex 海老原伸江/2003
traffic gosh*/2003

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