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No.1090
ブラウンシュヴァイク芸術大学フィルムクラス(Filmklasse)作品集
2025 12/14 Sun.

      タイムテーブル

    日付 12/14
    18:00 A
    20:00 B

      会場

    • イメージフォーラム3F「寺山修司」
      東京都渋谷区渋谷2-10-2
      TEL. 03-5766-0116

      当日受付

    • 一般900円/会員700円


    • 協力:株式会社ダゲレオ出版

  • Scoby

    Scoby

  • Men don't sing - The Musical (Trailer)

    Men don't sing - The Musical (Trailer)

  • Ctrl + Z

    Ctrl + Z

  • you‘re the most beautiful witch

    you‘re the most beautiful witch

  • Weihnachten von oben

    Weihnachten von oben

  • cope with it

    cope with it

  • A D H D s h o r t

    A D H D s h o r t

  • Im eigenen Haus

    Im eigenen Haus

  • Sand Left In My Shoes

    Sand Left In My Shoes

  • Dust Plumes

    Dust Plumes

  • Avocado Cola

    Avocado Cola

  • BELUGA

    BELUGA

  • HAYMAT

    HAYMAT

  • „Film mich mal kurz!“

    „Film mich mal kurz!“

  • my money is gone

    my money is gone

  • THE RHINE - A German Fairy Tale

    THE RHINE - A German Fairy Tale

  • EXEMPLARY - The End, An Intermezzo

    EXEMPLARY - The End, An Intermezzo

  • VERONIKA (vera ikon)

    VERONIKA (vera ikon)
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  • PAUSE

    PAUSE

  • THE IVORY - Death Dance 3

    THE IVORY - Death Dance 3

  • LOVE, JEALOUSY AND REVENGE

    LOVE, JEALOUSY AND REVENGE

  • ALL YOU CAN EAT

    ALL YOU CAN EAT

  • TABU V (About Which One Cannot Speak)

    TABU V (About Which One Cannot Speak)

  • The Hong Kong Showcase (a case study)

    The Hong Kong Showcase (a case study)

  • selfencoding

    selfencoding



イントロダクション

ブラウンシュヴァイク美術大学(HBK Braunschweig)のフィルムクラスは、1972年より美術分野における独立した専門クラスとして存在し、ドイツの美術大学において最古の映像・ビデオ専門クラスである。ここで制作される芸術的・実験的な映像作品は、明確な理念を共有している。それは形式と内容の境界を探求しつつ、リスクを積極的に受け入れること。目標は、強力な芸術的手段を通じて個人的または社会的な問題に取り組むことである。
視覚芸術の実験と実験映画の長い伝統がインスピレーションの源となっている:アナログフィルムの手作業による作品から現代のコンピューター生成AI映像まで、初期映画の遊び心あるアプローチからアンダーグラウンド映画の意図的な挑発まで。
ここで紹介するフィルムクラスによる最新作のプログラムは、詩と挑発の間にあるこの全スペクトルを提示している。全ての作品が「居心地の悪い」軽さと崇高なユーモアを帯びている。作品は往々にして、制作者の身近な環境——家族や学校環境における生活状況——から始まる。身体的な内省を扱うと同時に、例えば男女(及びその中間や外側)に割り当てられた社会的役割を問い直すなど、普遍的なジェンダー問題にも取り組む。
こうした個人的で真実味のある映像は常に問いかけ続ける:私はこの身体の中で誰なのか? 家庭では誰なのか? 別の場所では誰なのか?

※日本語字幕なしでの上映です。ご了承ください。(一部英語字幕つき)
※上映終了後に上映作家によるQ&Aを予定しています。


Program A(フィルムクラス学生作品)

Scoby  by Yannick Averdiek & Andreas Metternich
4分 | 2023 | HD (16:9 / Super8) | カラー

水中で生息し、共生によって生きる微生物たち。浮遊するバクテリアと菌類のネットワークが融合し、成長していく。生命の起源を垣間見るかのような作品。この映画では昆布茶の表面に形成される薄い層を撮影している。表面に走る血管のような模様が、脈動へと発展していく。

Men don't sing - The Musical (Trailer)  by Hendrik Heissenberg
2分19秒 | 2025 | HD (16:9) | カラー

「Men Don’t Sing – The Musical」は、ポスト・パトリアーカル(脱・男性中心)な自伝的民族誌ミュージカル映画で、男性性の悪循環に囚われることを描く。この予告編では13分の本編ループの一部を抜粋している。

Ctrl + Z  by Alice Skenderi
7分 | 2023 | HD (16:9) | カラーbr>
あなたは私をコントロールできる。気に入っていますか? – この短編では、異なる視点から体系的な権力構造やコントロールについての様々な問いを提示している。

you‘re the most beautiful witch  by Luisa Walther
5分(ループ2回) | 2023 | HD (4:3 / 16mm) | モノクロbr>
あなたはすべての魔女の中で最も美しい // あなたのすべては純粋なセックス // 私があなたを手に入れるとき // 私の魔法の杖は愛を示す(ZaZaの歌のコーラスより)

Weihnachten von oben  by Franziskus Bries
4分34秒 | 2023 | HD (16:9) | カラー

これはクラシックなクリスマス映画ではない。一般的にクリスマスと結びつくもの――愛、喜び、暖かさ、家庭的な幸せ――を感じない人もいる。『クリスマス・フロム・アバブ』は、クリスマスの季節が人によってどう意味を持つかを独自に描く。作品は2023年12月、シュヴェリーンのドレッシュ地区で制作された。

cope with it  by Thomas Herr
3分10秒 | 2025 | HD (4:3) | カラー

多くのことがうまくいかず、失敗することもある。この作品は、人々がどう失敗したかではなく、失敗の最中や直後の瞬間に焦点を当てる。個人で処理するのか、共に処理するのか、あるいはまったく処理しないのか――人々の感情のあり方を描く。

A D H D s h o r t  by Franziskus Bries
1分58秒 | 2024 | HD (16:9) | カラー

ADHDを持つ私の知覚、思考、性質、個人的な出来事、ADHD全般についての2分間の洞察。集中してご覧ください。

Im eigenen Haus  by Andreas Metternich
9分23秒 | 2025 | HD (16:9) | カラー

私たちは未来を計画する。アイデアや夢、願望の起源を探す。誰もが自分の人生を形作ることができる。しかし、期待されることや指定されたことは? どこまでが標準化されているのか? 世界で一番良いものは本当に自分の家なのか?

Sand Left In My Shoes  by Alexa Zahradnikova
1分33秒 | 2023 | HD (16:9) | カラー

長く留守にすると必ず跡が残る。それはまず自分に現れるが、帰宅後は家や周囲にも影響する。 – いたるところに残る砂は、素敵なお土産と同じくらい居座ろうとする。

Dust Plumes  by Frederic Mac Vetter
5分30秒 | 2025 | HD (16:9) | カラー

『Dust Plumes』は卒業制作「Liminal Tracings」の第一章。祖母の家で撮影した映像を収める。寝室から廊下、キッチン、リビング、最後に祖母のお気に入りの窓辺の椅子とテレビへ。字幕ナレーションで家を描き、記憶、物語、遺産を考察する。

Avocado Cola  by Gabriel Anastasescu
4分25秒 | 2024 | HD (Super8+16mm) | モノクロ

買い物リスト、レシピ、あるいは独自の世界。Dana Crasserの声と特別に作曲された音楽に導かれ、没入する。シュールなサイレント映画に着想を得た短編。別の世界と時間を覗くような感覚だが、舞台は現在――映画を観ることは常に「今」のため。

BELUGA  by Patrick Neugebauer
3分52秒 | 2024 | HD (16:9) | カラー

森の中、地面が揺れ、亀裂が走る。 – 何が起きているか知らず、人々は掘り始める。そこで彼らが出会うのは、人類最後の遺産のひとつ:核廃棄物保管庫だった。

HAYMAT  by Atiye Noreen Lax
12分50秒 | 2024 | HD (16:9) | カラー

この作品では、ナレーションを通して「帰郷」の感覚や文化的安全の欠如について考察している。また、観光客に応える日常を生きるトルコの地元の人々を記録する。彼らは景観の一部となり、文化を守る存在となる。 – 自分は先祖の地の観光客とは何が違うのか?

„Film mich mal kurz!“  by Marie Walaszek
2分16秒 | 2023 | HD (16:9) | カラー

「ちょっと私を撮って!」

my money is gone  by Yannick Averdiek
2分(ループ3回) | 2024 | HD (16:9) | モノクロ

この作品は、24fpsで1フレームずつ表示される732枚の静止画で構成される。インフレや不安定な経済問題に直接触れずとも、最小のユーロ紙幣と所有者の声を瞬時に粉砕することで、それらの問題に関わる。

Program B(ミヒャエル・ブリュントループ作品)

ミヒャエル・ブリュントループによる実験映画プログラムは、4つの年代にわたる短編作品で構成される。本プログラムは、彼の多様な芸術的アプローチ──演出された短編劇映画、コンセプチュアルな映像研究、ファウンドフッテージ作品、自発的かつ詩的・情緒的な観察やドキュメンタリー──の概観を示すことを目的としている。
彼の作品は、個人的な視点から、生と死、同性愛、宗教、ナルシシズム、タブー、そして事実と虚構のあいだに生じる緊張を扱うと同時に、メディアが遍在する現実と「映画」というメディアそのものを分析している。

THE RHINE - A German Fairy Tale
11分 | 1983 | Super8 (+16mm) | カラー

私の故郷では、人々は家に留まって暮らしている。休暇か戦争に行くとき以外は。

EXEMPLARY - The End, An Intermezzo
8分 | 1985 | Super8 | カラー

私のアパートは良い間取りだ。壁にはたくさんの絵が掛かっている。大きなカーペットもある。

VERONIKA (vera ikon)
11分 | 1986 | Super8 (+16mm) | モノクロ

『Jesus - The Film』の公式予告編。聖書の偶像禁止を文字通りに。神の生涯を予告編の形式で──紀元0年からキリストの再臨まで描く。近日公開。

PAUSE
3分 | 1987 | Super8 (+16mm) | カラー

女性も小便をする──ただ、量が少ないだけだ。

THE IVORY - Death Dance 3
3分30秒 | 1988 | Super8 (+16mm) | カラー

トーテンコプフ(「死の頭」)──標高557m、カイザーストゥール地方の最高峰。カイザーストゥールは、ライン上流地域にある山地で、最大30mにも及ぶ黄土に覆われている。黄土には、遺物や人の骨などが含まれている。

LOVE, JEALOUSY AND REVENGE
7分 | 1991 | 16mm | カラー

「今では多くの国が自国語で映画を作っていますよね……」。外国人、難民申請者、その他のアウトサイダーのための“ドイツ語入門”。字幕と含意を使った生存術講座。

ALL YOU CAN EAT
5分30分 | 1993 | 16mm + 35mm | カラー

70年代のセーフセックス。35mmで“Bigger than life”。5分間で “All you can eat”。
※本作は成人向けに制作されており、プライベートな環境で成人の視聴のみを対象としています(以下略)。

TABU V (About Which One Cannot Speak)
13分 | 1998 | 16mm | カラー

語ることのできないものについては、映画を作らねばならない。(ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインによる着想)語ることのできないもの……私は息が荒くなり、あくびが出る。手術が怖い──自分が体験しようとしていることが怖い。生き延びたいと願うだけだ。神、神への信仰が私を助けてくれるかもしれない。全能の主よ! 皮肉に聞こえるかもしれないが、そうではない。

The Hong Kong Showcase (a case study)
3分20秒 | 2005 | DV | カラー

「世界とは、ショーケースとして存在するすべてのものだ。」グローバル化した世界を生きる──その事例研究。(ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』第1命題による着想)

selfencoding
2分12秒 | 2016(2015)| HD (+GIF) | モノクロ+カラー

ビットとバイトよ、さようなら。私は自分自身をデジタルコードへと数学化した。

ミヒャエル・ブリュントループ(Michael Brynntrup)

1959年生まれ。哲学と美術史を学び、1991年に美術のマイスターシューラー号を取得。1982年よりベルリン在住。40年以上にわたり、実験的かつ先鋭的な映画制作に携わり、1981年以降80本以上の短編映画・ビデオ作品と4本の長編映画を制作してきた。
映画やビデオに加えて、エレクトログラフィー、コピーアート、写真、パフォーマンス、ネットアート、映像インスタレーションなど、多様なメディアで制作を行っている。
1987年以来、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で3度の映画展が開催され、1984年以降ベルリン国際映画祭で18作品がプレミア上映された。多数の映画賞・メディアアート賞を受賞し、世界の映画・メディアアートフェスティバルで30回以上の個展上映が行われている。
2006年より、HBK ブラウンシュヴァイク美術大学で映画・ビデオの教授を務め、現在も制作を続けている。
[ http://www.brynntrup.de ]