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Imaginary Riverside  ベン・リバース作品集
2009/12/19, 20

ロッテルダム国際映画祭短編部門タイガー・アワード受賞など、世界が注目する映像作家ベン・リバースの初個展。日本の軍艦島で撮影する新作プレゼンテーションとともに、芳醇な映像世界を堪能しよう。

アーティストトーク決定!!
12/20 アーティスト・トーク:ベン・リバース+牧野貴(映像作家) 
(15:00の回上映終了後、チケット半券で参加できます)

  • ディス・イズ・マイ・ランド

    ディス・イズ・マイ・ランド
  • カミング・レース

    カミング・レース
  • ハウス

    ハウス
  • アー・リバティー!

    アー・リバティー!
日付 3:00
12/19
12/20
受付 当日700円 会員500円

    遠い宇宙からの眼


    ロッテルダム国際映画祭では、二年連続タイガーアワードにノミネート及び受賞し、現在、世界で最も注目を集める短編映画作家、ベン・リバース(Ben Rivers)。
    彼の作品を初めて見たのは2008年、同映画祭での会場でした。
    《Ah, Liberty!》と題されたその作品が始まった途端、会場の雰囲気は完全な異世界、「別の星」へと変貌しました。
    16ミリ、モノクロ、自家現像、シネマスコープ(!)で作成されたその映画は、傷だらけの深い明滅の中、荒野で子供達が遊ぶ姿が映し出されます。優しく、ユーモアにあふれたその世界に誰もが笑みをこぼしていましたが、やがてその世界は横滑りを始め、笑えない世界へ突入し、忘れられない光景を描き始めました。
    彼の作品全編に流れる、被写体への態度は遠い宇宙から人間を観察しているようでありながらも、深い愛情と、若い生命力に溢れています。
    その映画は深く哲学的でありながらも、スケールや国境、映画のジャンル、そして時代さえも飛び越える軽やかさと自由な形を持ち合わせています。
    まさに、ポスト・ヴェルナー・ヘルツォーク。
    世界が注目する最新の映画作家の特集上映をこの機会に是非ご覧下さい!!!
    (牧野貴:映像作家)


    ベン・リバース(Ben Rivers)


    略歴
    1972年サマーセット生まれ。99年より映像制作を始める。1996-2005年ブライトン・シネマテークの共同設立者。多数のフェスティバルで入賞しており、「Ah, Liberty! 」 は2008年ロッテルダム国際映画祭で短編部門タイガーアワード受賞。ロンドン在住。2009年は日本で新作の撮影をする。
    Recent shows include; ‘A World Rattled of Habit’ - solo show, A Foundation, Liverpool, Sept/Oct 2009; ‘Practical Truths’ Castlefield Gallery, Manchester, Aug/Sept 2009; ‘Out Of This World’ St Paul St Gallery, Auckland, Sept/Oct 2009; ‘An Entangled Bank’, Talbot Rice Gallery, Edinburgh, Oct-Dec 2009; ‘On Overgrown Paths’ - solo show, Permanent Gallery, Brighton, Nov/Dec 2008; ‘Nought To Sixty’ ICA, London, Sept 2008. Artist-in-focus screenings include Courtisane Festival; Pesaro International Film Festival, London Film Festival, Tirana Film Festival, Punto de Vista and Indielisboa.


    プログラム


    オールド・ダーク・ハウス  16ミリ/3分/2003
    ウィー・ザ・ピープル 16ミリ/1分/2004
    ヒルチニウム・ウッド 16ミリ/3分/2005
    ディス・イズ・マイ・ランド  16ミリ/14分/2006
    カミング・レース 16ミリ/5分/2006
    ダブ・クープ 16ミリ/2分/2007
    ハウス 16ミリ/5分/2007
    アー・リバティー!  16ミリ/19分/2008
    明日が、あなたの日々の最高の一日になりますように。なぜなら、あなたの最後のであるから 
    16ミリ/13分/2009